ブラジル代表のチームドクターを務めているロドリゴ・ラスマール氏が、アル・ヒラルに所属する同代表FWネイマールの状態を明かした。19日、フランスメディア『RMC』がコメントを伝えている。

 ネイマールはブラジル代表としてFIFAワールドカップ2026南米予選・第4節のウルグアイ代表戦(0-2で敗戦)に先発出場したものの、44分に左ひざを負傷した影響で途中交代。その後、アル・ヒラルは負傷したネイマールについて声明を発表し、「ひざの前十字じん帯と半月板の断裂が確認された」と診断結果を明らかにしていた。

 そして11月初旬に、ネイマールはブラジルにて左ひざの前十字じん帯と半月板の損傷を修復するための手術を受け、自身のSNSで無事手術を受け終わったことを報告。その後も順調に回復していることが報じられ、来年6月20日に開幕するコパ・アメリカ2024に出場できる可能性があるとも伝えられていた。

 しかし、ネイマールの手術を担当したラスマール氏はブラジルメディア『Radio 98』で同選手のコパ・アメリカ2024出場について「彼には時間がないだろうし、時期尚早だ。回復のためのステップを省略して、不要なリスクを背負うのは意味がない」とコメント。同大会を欠場する見通しであることを伝えた。

 さらに「彼がこの期間を経て完全に回復し、ハイレベルなプレーレベルに戻ることを期待している。我々は忍耐強くなければならない」と続け、“完全復活”には時間がかかるとした。

コパ・アメリカ2024欠場が濃厚とされるネイマール [写真]=Getty Images