日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に発足、多くの先鋭的な才能が集い、日本のフォーク/ロックの祖と言われるURC(アングラ・レコード・クラブ)。2023年ソニーミュージックが発売権を獲得し、この6月からスタートした同レーベルのCD復刻再発シリーズ第七弾となる2024年1月発売5タイトルのラインナップが発表された。

今回リリースされるのは、『五つの赤い風船/イン・コンサート』(1970年)『阪本まもる/阪本まもる』(1973年)『ひがしのひとし/はじめてのシャンソン』(1977年)『よしだたかし/大きな樹の下で』(1977年)『中島光一/母と子の詩』(1977年)。レーベル最後期の知る人ぞ知るレア作品も含み、コレクター注目のラインナップとなっている。

URCレコード名盤復刻シリーズ・特設サイト

https://www.110107.com/URC

〈URCレコード名盤復刻シリーズ 第七弾5タイトル〉

発売日:2024年1月24日

価格:各2,000円(税込)

仕様:Blu-spec CD2/2023年リマスタリング

発売元:ソニーミュージックレーベルズ

五つの赤い風船『イン・コンサート』MHCL-30964

五つの赤い風船の絶頂期を記録した1970年の東京厚生年金ホールのコンサート実況盤(1970年発表)。「遠い世界に」「まぼろしの翼とともに」等の代表曲、藤原秀子ソロ曲「一番星みつけた」、ジャックスカヴァーからっぽの世界」等が演奏され、西岡たかしの軽妙なMCもふんだんに収録された臨場感あふれるアルバム。ジャックスから早川義夫と木田高介がゲスト参加。

《収録曲》

1. これがボクらの道なのか

2. 遠い世界に

3. まぼろしの翼とともに

4. もしも僕の背中に羽根が生えてたら

5. いやなんです

6. 夢みる女の子

7. 一番星見つけた

8. 遠い空の彼方に

9. からっぽの世界

10. 母の生まれた街

11. 血まみれの鳩

12. 唄

阪本まもる『阪本まもる』MHCL-30965

加川良以来の大型新人という触れ込みで登場した大阪出身のフォークシンガー、阪本まもるのデビュー作にして唯一のアルバム(1973年発表)。後にシングルで再録される「メリージェーンおとぎ話」以外は全編ギター1本による弾き語りで、中川イサトが変名でディレクターを務めている。

《収録曲》

1. わき道

2. あやつり人形

3. 高い安酒

4. とうりゃん

5. メリージェーンおとぎ話

6. 時計

7. 一番星

8. 通り道

9. 四畳半

10. 道化師達の回転木馬

11. 風車

ひがしのひとし『はじめてのシャンソン』MHCL-30966

後期URCレーベルの中でひときわ異彩を放ったひがしのひとし。ジョルジュ・ブラッサンスを敬愛し、シャンソンをモチーフに洒脱な世界を構築していく。今作は1977年に発表されたセカンド・アルバム。

《収録曲》

1. はじめてのシャンソン

2. 仲間を先に

3. フーテン楽士とお姫様

4. 蝶々とり

5. サンタじじいとフーテン娘

6. 悪評芬々

7. おせいさん

8. 雀

9. 道化芝居

10. シャンソン

11. 屁負比丘尼

12. おやすみ

よしだたかし『大きな樹の下で』MHCL-30967

ひがしのひとしに見初められURCからデビュー。飾り気のないメッセージ・ソングで初期のフォークの情熱を感じさせる。今作は1977年に発表されたファースト・アルバム。ジャケットの絵は本人によるもの。

《収録曲》

1. ラグをさがして

2. 情人のバラッド

3. 若園

4. ブルースをやってよ

5. あの娘の子守唄

6. 真赤な音楽

7. 野山を歩いて

8. 君よ糸を解そう

9. 月人のうたにあわせて

10. 足立山に月がのぼる

11. ねむれ広き海に

12. 山陰線

中島光一『母と子の詩』MHCL-30968

デビューのきっかけはひがしのひとしからの「中島光一の音楽を残したい」との声掛けから。後期URCを代表する生粋のフォーク・シンガー。今作は1977年に発表されたデビュー・アルバム。

《収録曲》

1. 愛

2. 18才

3. 名もない兵隊だったけれど

4. あじさい

5. みんなの願い

6. 酒と歌と友だちと

7. まあちゃん

8. おまえに

9. 権利

10. ふるさとへ帰ろう

配信元企業:株式会社ソニーミュージックレーベルズ レガシープラス

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