コンビニスイーツの歴史は、1970年代から1980年にかけて日本でコンビニが普及し始めた時期に遡る。初期はシンプルなプリンやゼリーなどが主流だった。1990年代から2000年代にかけて多様化し品質も向上。パティシエとのコラボレーションやオリジナルブランドの開発が行われるようになった。また、季節限定商品や地域限定のスイーツが登場し、クリスマスケーキやバレンタインチョコレートなど消費者の関心を集めた。

 

コンビニスイーツ9種を食べ比べてみた!

コンビニスイーツの特徴は、手軽に購入できるアクセシビリティ、リーズナブルな価格、定期的に更新される新鮮な商品ラインナップ、季節や地域に合わせた限定商品、洋菓子、和菓子など多様な選択肢がある。これらの特徴により、コンビニスイーツは日本のコンビニエンスストア文化の重要な部分を形成し、日常生活で手軽に楽しめるスイーツとして多くの人々に愛されている。

 

今回はコンビニスイーツを食べ比べてみた。各社には独自のオリジナリティーがあり、品質も高い商品が多く見受けられた。味や食感、デザイン、コストパフォーマンスを含めて総合的に評価が高かった「お勧め商品」を含めて紹介したいと思う。

 

「ふわ生 ショートケーキ」322円(ローソン)

生地はしっとりしており、ふわっとした口どけの良いクリームはコンセプトの通りだ。いちごジャムの適度な酸味が全体のアクセントになっている。

322円(税込)という中価格帯で、コスパとしては非常に満足度が高い。デザイン通りのシンプルでクリーミな味わいだ。

 

GODIVA×UchiCafe 「ドームショコラ アーモンドプラリネ 」459円(ローソン)

ゴディバローソンのコラボ商品は、下層からチョコスポンジケーキ、中層のチョコレートムース、上層のチョコレートソースという3重構造だ。

スポンジケーキと滑らかな舌触りのチョコムースは甘さ控えめで上品な味わいで、上層のチョコソースは濃厚で甘く、全体のバランスが良く取れている。チョコレートソース上のアーモンドはカリカリで食感のバリエーションが良い。

459円(税込)のという高価格帯だが、それに見合うクオリティーだ。デザインはチョコプレートを添えた煌びやかなドーム型で、とてもおしゃれなスイーツで見た目も楽しめる。

 

「ひとくちチーズケーキ」342円(セブンイレブン)

チーズがとても濃厚なレアチーズケーキレモン果汁の酸味で心地よいアクセントとなっており、チーズの濃厚さとの調和を取っている。一口サイズで食べやすさを実現しており、ちょっとした休憩に手軽に食べられるもの良い。

プラスチックの楊枝がついているのも嬉しいポイントだ。342円(税込)とコスパも優秀だ。

 

徳永シェフ監修「なめらかショコラマロン」388円(セブンイレブン)

徳永シェフ監修のスイーツ。見た目は甘く濃厚な印象を与えるが、味わいは非常にまろやかで、甘さも控えめで上品だ。特にチョコレートムースが滑らかでとても美味しい。下層のマロンクリームもアクセントとなり、ビターなチョコソースは全体のバランスを良くしている。

388円(税込)とやや高価格帯だが、クオリティーが高くコスパは良い。

※徳永純司シェフは、数々のコンテストで優勝した世界的なパティシエ。2022年 équilibreを開業した際も注目を集めた。

 

「2種栗のモンブラン」420円(ファミリーマート)

国産とイタリア産の2種類の栗が使用されている。タルトはかなり甘く、好みが分かれるかもしれないが、カリカリとした食感が特徴だ。栗のムースと生クリームは甘さ控えめで、生クリームの中の栗クリームはほんのり甘い。甘めのモンブランが好みの方にお勧めだ。

420円(税込)と高価格帯で、コストパフォーマンスはやや劣るかもしれない。

 

「窯出プリンのパフェ」330円(ファミリーマート)

味わいは食感が固めのカスタードプリンだ。見た目は甘そうだが、しつこくなくとても美味しい。クリームも軽めで非常に相性が良いと思う。コーヒーゼリーのほかな苦さが全体と調和している。最下層のプリンは、上層の固めのプリンとは異なり、クリームプリンで非常に滑らかな舌触りだ。生クリームの中には薄いスポンジケーキが潜んでおり、食感に変化をもたらしている。

価格は330円(税込)で、コスパも素晴らしく、満足度の高いスイーツだ。

 

ここからは、特にお勧めのコンビニスイーツを「ランキング形式」で紹介しよう。

 

【第3位】ふんわりクリームシフォン 388円(セブンイレブン一押しお勧めスイーツ)

味わいは、シフォンケーキの特徴をそのままに、スポンジは非常に軽く柔らかい。ふわふわの食感が特徴だ。クリームは甘さ控えめだが、少し油っぽさを感じるものの、ほのかレモンの風味も心地良い。国産小麦の使用も高いポイントだ。

軽やかでエレガントな本格的シフォンケーキで、388円(税込)とコスパも素晴らしい。

 

【第2位】いちごのショートケーキ 448円(ファミリーマート一押しお勧めスイーツ)

味わいは、スポンジがしっとりしつつもふわっとしており、上品な生クリームと果実味を感じるイチゴジャムの酸味が絶妙だ。スポンジからはたまごの風味をしっかりと感じることができる。非常に美味しいショートケーキで、ケーキ屋さんのショートケーキと遜色のないクオリティーの完成度だ。

価格は448円(税込)と高価格帯だが、このクオリティーショートケーキが、24時間コンビニで手軽に購入できるのであれば、コスパも文句無しだ。

 

【第1位】とろ~り フォンダンショコラ 354円(ローソン一押しお勧めスーツ)

徐々に、中からチョコソースが「とろ~り」と流れ出てくる。

味わいは、上層のクリームがやや固めながらも同時に滑らかで心地よい。生地はずっしりとしており、甘さは控えめだ。食べ進めると、中から「とろ~り」と甘く濃厚なチョコレートソースが溢れ出てくる。視覚的な要素にも非常にこだわりを感じる。「完成度」の高い仕上がりだ。コンビニスイーツのレベルの高さを実感させられるクオリティー

価格は354円(税込)と中価格帯を実現しており、コスパも素晴らしい。堂々の第1位と言えるだろう。

 

是非クリスマスなどの特別な日に

数あるコンビニスイーツの中から全てを紹介することはできなかったが、店頭で購入する際に迷ってしまうほど魅力的な商品が多く並んでいた。

 

クリスマスなどの特別な日に気軽に購入できるコンビニスイーツ。好みはそれぞれだと思うが、購入の際の参考になればと思う。

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