世界中の創造力と10代をつなぐEdTechプログラムを手がける株式会社Inspire High(本社:東京都千代田区、代表取締役:杉浦太一)は、JICベンチャー・グロースインベストメンツ株式会社をリードインベスターとして、TBSイノベーション・パートナーズ、のとSDGsファンド、株式会社MIXI 取締役ファウンダーの笠原健治氏、関美和氏からの第三者割当増資及び金融機関からのデットファイナンスをあわせ、シリーズAラウンドとして総額約4.5億円の資金調達を実施しました。

  • 資金調達の目的と背景

Inspire Highは2020年の事業開始以来、「一人ひとりのウェルビーイング世界平和の実現」をビジョンに掲げ、「世界中の10代をインスパイアする」をミッションにEdTechプログラム「Inspire High」を全国累計300以上の中学校・高校に提供してまいりました。

変化が激しく予測困難な時代に突入している一方、日本の教育は未だ偏差値などの画一的な評価指標を重視する傾向にあり、諸外国と日本の若者では社会に対する意識に大きな乖離が見られています。

こうした若者の意識変革に対して、中等教育が担う役割は大きいものの、教員の働き方改革が叫ばれる中で、もはや学校だけで正解のない新たな教育の形を模索することは難しい状況にあります。また、地域や経済状況によって機会格差が発生していることも喫緊の課題です。

こうした課題に対しInspire Highは、中等教育過程において一人ひとりが「自分らしい生き方」を見つけることで、「自分はこの社会とつながり、変化を生み出せる」という意識の醸成に繋がると考え、世界中のクリエイティブな大人の多様な生き方や価値観、仕事、社会課題に触れる体験を届けています。また、10代が「答えのない問い」に挑戦し、全国の同年代と意見を交わし合う機会を、オンラインでの双方向のプログラムとして、経済的・地理的要因問わず提供しています。

今回調達した資金を活用し、より多くの10代がインスパイアされる機会の拡大に向けて、日本国内での中学校・高校向け営業強化と新規プロダクトの開発を行います。また、国内にとどまらずミッションである「世界中の10代をインスパイアする」ため、グローバル展開の事業準備を進めてまいります。

  • 今回の引受先一覧(順不同)

・JICベンチャー・グロースインベストメンツ株式会社

・TBSイノベーション・パートナーズ

・のとSDGsファンド

・笠原健治氏(株式会社MIXI 取締役ファウンダー)

・関美和氏

  • 各投資家からのコメント

JICベンチャー・グロースインベストメンツ株式会社 パートナー 別府 真由美

人生において、10代はとても多感で繊細な時期です。10代で出会う人、学ぶこと、体験することは、その後の人生に大きな影響を与えると思います。一方、今日我々は物事の変化が早く、不確定な時代を生きています。こうした時代を生き抜くためには個人の判断力、思考力、表現力等を育む教育の重要性が益々高まっているのではないでしょうか。

こうした背景の中、生徒1人ひとりの考えを尊重しながら、インスパイアリングな体験を提供するInspire Highのデジタル教材が、日本、ひいては海外の学校教育において、一つの解決策として受け止められることに期待しています。そしてInspire Highの更なる発展に向けてご支援してゆきます。

TBSイノベーション・パートナーズ プリンシパル 岩岡 将宏

Inspire Highは、何かを成し遂げたいという夢を持つ、10代の背中をそっと押すサービスだと思います。私自身の10代は不貞腐れたクソガキでしたが、面白い大人にたくさん出会ったことが自分の価値観形成に大きな影響を与え、多少はマシな人間になったかなという実感があります。好奇心を刺激してくれる、そして人生の指針に影響を与えてくれる教育サービスであるInspire Highに今回出資をさせてもらいました。10代というかけがえのない時間に、Inspire Highに触れて育った若者が創る、クリエイティブで輝かしい未来が到来することを期待し、多くの10代とInspire Highが接続できるようTBSも支援していきたいと思います。

奥能登SDGs投資事業有限責任組合 BPキャピタル株式会社 執行役員 浜田 智

非認知能力を高めていくことが教育現場に求められていく中で、Inspire Highの答えのない問いへの挑戦を通じて自己表現力を養いながら、生徒同士で意見や価値観を共有することのできるプログラムに共感し出資いたしました。Inspire Highのプロダクトが世界中の教育現場で導入され、そして多くの人を”Inspire”する未来をともに創って参ります。

笠原健治(株式会社MIXI 取締役 ファウンダー)

Inspire High の教育プログラムは、10代の好奇心を刺激し、その世界を広げていく存在になると思っています。 たくさんのコンテンツや試みが生まれる中、より豊かな未来を創造していく次の世代がすくすく育っていくことを心から願っています。また今回の調達を経て、さらに充実したプログラムを創出されていくことを願っております。

  • 株式会社Inspire High 代表取締役CEO 杉浦太一 コメント

今回、Inspire Highのビジョンミッションと事業性を信じ投資してくださったみなさまに大変感謝しております。時代の変化もあいまって、今まさに数百年続いてきた教育の役割、常識、システムは大きく変わろうとしています。事業開始から3年が経ち、多くの教育者や支援者のみなさまのご尽力によりたくさんの学校にInspire Highをお届けすることができるようになってきました。しかし、やるべきこと、やりたいことは、「世界中の10代をインスパイアする」という我々のミッションのもとで日々溢れ出しています。今回の資金調達により、さらに事業のスピードとクオリティを高め、国内外の学校教育により貢献できるよう尽力して参ります。

Inspire High採用情報

事業拡大にともない、セールス・CS、人事、管理部門など、様々なポジションで採用を行なっています。詳細は下記をご確認ください。

https://www.wantedly.com/companies/company_4023629

■会社概要
会社名:株式会社 Inspire High

代表者:代表取締役 杉浦太一

設立:2019年11月

所在地:東京都千代田区平河町2-5-3

公式サイト:https://www.inspirehigh.com/

Inspire Highは、世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で実践できるプログラムです。主に中学校・高校で「総合的な探究の時間」「特別活動」「道徳」「公共」などの授業での活用や、各校独自のキャリア教育やSDGs教育などに幅広く利用されています。

Inspire Highでは世界中のクリエイティブな大人たちの多様な生き方や価値観、仕事、社会課題に触れていきます。また、毎回出題される「答えのない問い」に挑戦することで"自己表現力"を養い、全国の10代と意見や価値観を共有することで "他者を知る心" も育んでいきます。

予測不可能で不確実な時代において、新たな学習指導要領が「生きる力」を中心に改訂されたことからも、未来を生き抜くための21世紀スキルおよび非認知スキルの重要性が高まっています。その中で必要となる力を育てる機会を、オンラインでの双方向のプログラムとして、経済的・地理的要因問わず提供しています。


プログラム例:
台湾デジタル担当大臣オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」
詩人 谷川俊太郎と考える「言葉ってなんだろう?」
マサイ族長老と考える「アイデンティティってなんだろう?」
国連職員と考える「平和ってなんだろう?」
失敗研究者と考える「失敗は怖いもの?」


他、起業家、科学者、ロボット開発者、漁師、消防士、映画監督、ファッションデザイナーなど多様な方々に登場いただいています。

紹介動画

【学校・教育機関向け資料ダウンロード】

https://www.inspirehigh.com/school_contact


【WEBサイト】

https://www.inspirehigh.com/


本件に関するお問い合わせ
株式会社 Inspire High
info@inspirehigh.com (担当:溝口)

配信元企業:株式会社Inspire High

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ