長期離脱中のブラジル代表FWネイマールコパ・アメリカ2024欠場が決定した。ブラジル『ESPN』が伝えている。

今夏パリ・サンジェルマン(PSG)からサウジ・プロ・リーグのアル・ヒラルへと完全移籍したネイマールカタールワールドカップ(W杯)後の今年2月に足首のじん帯を損傷。手術を受けてプレーできずにいた。

その後復帰したネイマールだったが、10月17日に行われた北中米ワールドカップ南米予選第4節のウルグアイ代表戦で負傷。その後の検査で左ヒザの前十字じん帯断裂および半月板損傷と診断され、ブラジル国内で手術を受けていた。

その手術を担当したブラジル代表メディカルチームのチーフであるロドリゴ・ラスマール氏は、ブラジル『Rede98』でエースの現在の状態に言及。コパ・アメリカ出場の可能性については「時期尚早だ」と、欠場の見込みであることを明かした。

「より早く回復するためにステップを省略したり、不必要なリスクを負うことには意味がない。我々の予想では、彼はヨーロッパでの2024年シーズンの開始、つまり8月に復帰する準備ができているはずだ」

「我々は忍耐強くなければならない。9カ月以内に復帰について話すのは時期尚早であり、これはヒザじん帯手術による回復に関する世界的な概念だ。生物学的時間、つまり体がそのじん帯を再建するのにかかる時間を尊重することが非常に重要だ」

「それらの手順に従い、長期にわたる回復を経れば、彼は再び高いレベルでパフォーマンスを発揮できることが期待される」

なお、コパ・アメリカは2024年6月20日に開幕し、7月14日に決勝が開催される。

ここまで通算9度の優勝を誇るブラジルは、今大会で2019年以来となる大会制覇を目指すが、その舞台で大黒柱の姿を見ることは難しいようだ。