オンライン学習およびスキルズマーケットプレイスのリーディングカンパニーであるUdemyは本日、「2023年第3四半期 ワークプレイス・ラーニングインデックス」を発表し、テクノロジースキルとプロフェッショナルパワースキルで日本および世界中の高い専門知識を有した学習者が最も学んでいるスキルを明らかにしました。併せて来年2024年の学習トレンド予測をご紹介します。

生成系AIをはじめとする新たなテクノロジーの台頭により、職場においてもさまざまな変化が着実に現れてきていて、企業における研修やトレーニングの在り方に変革をもたらしています。状況の変化に対して素早く対応でき、先見の明のある人材が強く求められていて競争が激化しています。これは2024年も続くと予想されます。以下は、日経225に採用されている企業の65%以上に、従業員向け研修としても提供する、Udemyが全世界で15,000社以上に上る利用者の動向データから読み解いた2024年のアップスキリングトレンドです。

テクノロジーに対するレジリエンス強化への投資
急激に需要が高まっているテクノロジースキルを学べる主要なオンライン教育プラットフォームの選択肢の1つとして、Udemyの利用者は増え続けています。ChatGPTを含む生成系AI関連の講座数は世界中で1,600以上に及び、受講者数は280万人以上と驚異的な数を誇ります。Udemyのプラットフォームで生成系AI関連の講座を受講した従業員が最も多い業界は、製造、小売、金融サービスなどでした。

●環境に関連するスキルへの需要高まる
気候変動が世界中の広範囲に影響を及ぼしていることから、サステナビリティ持続可能性)に関する任務が急成長を遂げており、人々も必要なグリーンスキルを身につけるのに注力しています。Udemyの最近の調査※によると、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字であるESGに関連するスキル(持続可能な投資や環境金融、環境アセスメントなど)の学習時間が3,128%も増加していることが明らかになりました。

※2022年7月1日~2023年7月1日の1年間のすべてのコーストピックについて、Udemy Business学習者の合計学習時間を計算。2021年7月1日~2022年7月1日の1年間と比較した学習時間の増加率を掲載

●強いリーダーの育成
中間管理職が必要不可欠なトレーニングを受けることで、ハイブリッドな職場環境における効果的なリーダーシップが育まれ、従業員のイノベーションとクリエイティブな発想が促進され、進化するワークフローに適応可能となります。スキルアップは燃え尽き症候群を緩和し、パフォーマンスを高め、チームの結束と成長を促進します。

●企業はスキルベース採用に移行
企業は、スキルベースの採用が長期的な戦略目標に沿っており、既存チームのスキルアップに適していることに気づいています。同時に、すぐに必要とされるビジネスニーズに対応するため、特定の専門知識を持つ臨時社員やエグゼクティブの採用も増加していくでしょう。

Udemyで新規事業展開や新たな国際マーケット開発を担当する New Ventures 部門の最高責任者であるリッチ・チュウは、次の様に述べています。「日本の組織は、生成系AIやその他の急速に進化する専門スキルを吸収し、新しい仕事の進め方に適応するために必要なツールを従業員に提供し続けなければなりません。さらに、このマクロ環境を乗り切るには、変化をリードするリーダーシップ・スキルが管理職には不可欠となるでしょう」

日本では、前四半期と比較して、第3四半期はテクノロジースキルとプロフェッショナルスキルを組み合わせたスキルの需要が高まりました。日本で最も需要の高かったスキルは以下の通りでした(括弧内の数字は前四半期と比較しての合計学習時間の増加率):

  1. 管理会計 (181%)

  2. コンプライアンスマネジメント(167%)

  3. コーチング (134%)

  4. Google Analytics (108%)

  5. 付加価値税(VAT)(107%)

2023年第3四半期 ワークプレイス・ラーニングインデックス

2023年9月30日現在、日本では150万人以上の方がUdemyで学習しています。「Udemy Business」を通してのアップスキルやリスキルなど、詳細はこちら:

https://ufb.benesse.co.jp/

メソドロジー

Udemy ワークプレイス・ラーニングインデックスは、Udemy Businessを利用している世界中の何千社もの企業の学習行動のデータに基づいています。ロケーションデータについては、各企業が拠点としている国に基づいています。スキルデータは、2023年第2四半期(4-6月)から2023年第3四半期(7-9月)までのUdemy Businessの講座利用のボリュームを比較したものです。各講座には最大5つの関連のトピックが設定されています。これらのトピックが、レポート内で「トレンドのスキル」として記載されています。トピックが複数設定されている講座の場合には、その講座に関連するすべてのトピックに均等に消費分数が分けられています。

Udemyについて

Udemy(https://www.udemy.com/)は、組織や個人のスキルを高めることを目的として柔軟で効果的な能力開発の場を提供し、学びを通じて人々の生活を支援しています。Udemyのマーケットプレイスプラットフォームには、数十カ国語以上で何千もの最新講座があり、学習者、講師、企業がそれぞれの目標や最大の可能性を実現するのに必要なツールを提供しています。プログラミングhttps://www.udemy.com/courses/development/programming-languages/)やデータサイエンスhttps://www.udemy.com/topic/data-science/)、そしてリーダーシップ(https://www.udemy.com/courses/personal-development/leadership/)やチームビルディング(https://www.udemy.com/topic/team-building/)に至るまで、何百万人もの人々がさまざまなトピックについて、各分野の専門家からUdemyを通じて学んでいます。法人向けのUdemy Businessでは、すべての従業員を対象としたオンデマンド学習、技術者チーム向けの没入型学習、リーダー育成のためのコホート学習などを提供することが可能です。Udemy Businessは、Fender(R)、Glassdoor、On24、The World Bank、Volkswagenなどの世界的企業が利用しています。Udemyはサンフランシスコに本社を置き、アンカラおよびイスタンブールトルコ)、オースティン(テキサス州)、デンバー(コロラド州)、ダブリン(アイルランド)、メルボルンオーストラリア)、ニューデリー(インド)にハブ機能を備えたオフィスを構えています。

配信元企業:Udemy, Inc.

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