警察官は非番の日でも、常に市民の安全を守る職務についているという意識をもっている人が多いといいます。

もし非番の時に犯罪などの現場に出くわした場合、見て見ぬふりをする警察官は少ないでしょう。

非番の警察官が発見したのは?

アメリカのサウスカロナイナ州にある『ノース・チャールストン警察署』に勤務するドンタビス・ジョーンズ巡査は、非番の日に思いがけず救助活動をすることになりました。

ゴミ捨て場にある大きなゴミ箱の中から、1匹の子猫を発見したのです。

子猫は生後4週間ほどと見られ、かわいそうに思ったジョーンズ巡査はためらうことなく子猫を保護。

健康状態を確認するため、彼は子猫を地元の動物保護施設に連れて行きました。

通常は、子猫を安全な場所に預けた時点で警察官の仕事は完了でしょう。

しかし、ジョーンズ巡査はゴミ箱に捨てられていた小さな子猫の窮状に、胸がいっぱいになってしまったのだとか。

そして彼はその場で、この子猫の里親になることに決めたのです!

子猫はオスで、『タビー・ラシャードジョーンズ』というかっこいい名前をつけてもらいました。

『ノース・チャールストン警察署』はFacebookで、ジョーンズ巡査はこの子猫を養子に迎えるという心温まる決断をしました」と報告。

投稿には愛猫のためにおもちゃやベッドなどをそろえた、嬉しそうなジョーンズ巡査の写真が紹介されています。

そんなジョーンズ巡査に対して、たくさんの称賛の声が上がりました。

・巡査はとても幸せそうだ!

・あなたの優しさと思いやりに感謝します!

・子猫を捨てた人は許せないけど、あなたに見つけてもらえてよかった。

子猫がどのくらいの時間、ゴミ箱の中にいたのかは分かりませんが、真冬の屋外でもし発見が遅れていたら…と思うとゾッとします。

写真を見ると、ジョーンズ巡査は決して嫌々子猫を引きとったのではなく、愛する準備が万端のように見えますね。

タビー・ラシャードジョーンズくんにはきっと、愛情にあふれた最高の未来が待っていることでしょう!


[文・構成/grape編集部]

出典
North Charleston Police Department
North Charleston Police Department