慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、小型衛星のパイオニアであるアクセルスペースホールディングスに対して出資をいたしました。アクセルスペースホールディングスは今回の増資により総額62.4億円の資金調達を実施し、自社の小型衛星コンステレーションの機数増強による地球観測サービスの強化、さらに、政府や民間事業者に向けた小型衛星開発・運用サービスの本格化、光データ中継衛星コンステレーションの構築などを通じて、より多様なニーズに応えられるソリューションを提供してまいります。

慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII)は、弊社が運営するファンドより、小型衛星のパイオニアである株式会社アクセルスペースホールディングスに対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達も含め今回の第三者割当増資によるアクセルスペースホールディングスの調達額は総額62.4億円となります。

◆小型衛星活用により宇宙利用を促進、社会経済システムの変革や地球環境保護に貢献

アクセルスペースホールディングスの100%子会社であるアクセルスペースは、地球観測サービスであるAxelGlobe事業に加え、AxelLiner事業の一環として、小型衛星の机上検討から設計製造、打ち上げ、軌道上運用までをワンストップで提供する革新的なサービスの実現に向けた研究開発を進めており、2024年にはその実証衛星の打ち上げも予定しています。通信技術の発展、環境観測の高度化、科学技術の進歩などの観点から、宇宙利用促進が期待されていますが、宇宙開発には多額のコストと複雑な要素のマネジメントが必要です。この課題に対して、国内小型人工衛星パイオニアである同社が提供する技術とサービスは、宇宙開発のコストを削減し、複雑さを低減することで、政府や民間の宇宙利用を促進し、社会経済システムの変革・環境保護に貢献が期待できます。

今回調達した資金を用いて、現在運用中の小型衛星コンステレーションの機数増強による地球観測サービスの強化、さらに、政府や民間事業者に向けた小型衛星開発・運用サービスの本格化、光データ中継衛星コンステレーションの構築などを通じて、より多様なニーズに応えられるソリューションの提供を行うなど、更なる成長を目指します。

本件は KII3号インパクトファンドからの出資第一号になります。KIIとしてインパクト測定及びマネジメント(IMM)を誠実に取組み、支援してまいります。

■会社概要

会社名 :株式会社アクセルスペースホールディングス(Axelspace Holdings Corporation)

所在地 :東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号Clipニホンバシビル

代表者 :代表取締役 CEO 中村 友哉

設立  :2008年8月

事業内容:小型衛星による地球観測事業、小型衛星等を活用したソリューションの提案、小型衛星及び関連コンポーネントの設計及び製造、小型衛星の打ち上げアレンジメント及び運用支援・受託

U R L  :https://www.axelspace.com/ja/

◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について

KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。

2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。

<KIIの概要>

商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)

事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営

資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)

代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎

URL  :https://www.keio-innovation.co.jp


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配信元企業:株式会社慶應イノベーション・イニシアティ

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