山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月18日(月)の放送は、シンガーソングライターのLOVEさんをゲストに迎えお送りしました。


(左から)LOVEさん、パーソナリティの山崎怜奈



◆復興支援プロジェクト“12年目”

シンガーソングライターで、TOKYO FMのラジオ番組「ALL-TIME BEST~LUNCH TIME POWER MUSIC~ supported by Ginza Sony Park」(毎週月曜〜水曜 11:30-13:00)ではパーソナリティをつとめているLOVEさん。まずは、この日の番組テーマ「今年の数字」を聞いてみると“12”を挙げます。その理由は、LOVEさんが福島県相馬市と一緒に取り組んでいる復興支援プロジェクト「SOMA BLUE PROJECT」が今年で12年目を迎えたから。

同プロジェクトについて、「2012年の春から私がコンサートを主催して、いろいろなアーティストに参加してもらったり、入学式とかに文房具を送っていたんだけど、それを最初の年に受け取ってくれた小学1年生が、来年の春には高校を卒業するんですよ。小1から高3まで成長を見させてもらって……時の流れがすごいよね」と感慨深そうに語ります。

そもそもこのプロジェクトを始めたのは、当時14歳の女の子と出会ったのがきっかけでした。東日本大震災が発生した直後のゴールデンウィークのこと、相馬市から東京に募金活動に来ていた中学生の団体にLOVEさんが募金した際、その女の子から「お姉さん芸能人?」「相馬に来てくれる?」と勧誘され、LOVEさんは思わず「はい!」と回答。「それで“約束を破るわけにはいかないな”と思い、相馬に行ったのが最初」と明かします。ちなみに、その女の子は今、福島県警察官をされているそうです。

◆LOVEが相馬市の復興支援を続ける理由

LOVEさんは現在、相馬市にできた新たな公園「尾浜こども公園」に“草スキーの遊具を作る”という新たな企画を進行中とのこと。

その経緯を伺うと、「この公園は海のすぐそばにできたんだけど、津波対策で盛り土、防波林ができたから、残念ながら海が見えなくなっちゃって。『やっぱり海が見たい』っていう街の声も聞くし、高校生に“次世代の子たちに何を残したい?”と聞いたら、みんな『海』って言うのね。だから、子どもたちが遊べる草スキーを青い色で作って(海を感じてもらいたかった)。あとは“応援する人からのプレゼント”という形で残れば、遊んだ子どもたちが大人になったときに“復興って支え合いなんだな”って分かってもらえるかなと思って」と明かします。

このLOVEさんの思いに、れなちは「私は、中2のときに陸前高田市岩手県)のボランティアに参加させてもらってから“現地に行く”ということが1回もできていないんですけど、こうしてラジオで発信するだけでも(復興が進んでいることを)知ってもらうきっかけになるのかなと思いました」と感じ入っていました。

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12月18日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月26日(火) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
「“復興って支え合いなんだな”って…」シンガーソングライター・LOVEが福島県・相馬市と一緒に取り組む“復興支援プロジェクト”への思いを語る