世の中厳しいことが続いているが、たまには思わず頬がゆるんでしまう映像を見て、心をリラックスさせることも必要だ。
ネット上では誰もが参加できる様々な「チャレンジ」動画が流行するが、4年ほど前にブームになったブランコ・ブラウンの曲とダンス・チュートリアルに端を発した「 "Git Up(ギット・アップ) "チャレンジ」は今尚話題となっている。
エネルギッシュな若者たちから、世界中の看護師や医療スタッフ、消防士や警察まで、ノリノリになってダンスをする様子は、見る人を楽しませてくれる。
カリフォルニア州の警察官たちも、ドラマ仕立てでダンスを披露してくれているのだが、その中に混じった警察犬が、主役の座をかっさらっていったようだ。
【画像】 カリフォルニア州の警察がギット・アップ・チャレンジ
Git Up Challenge Sutter County and Yuba City
YouTubeで2019年に公開されたカリフォルニア州の警察官および保安官たちによるドラマ仕立てのキレッキレなダンス映像は、多くの視聴者を楽しませた。
このチャレンジに参加したのは、同州サッター郡保安官事務所とサッター郡裁判所職員、サッター郡条例執行機関職員、そしてユバ・シティ警察の警察官たちだ。
チャレンジの内容はというと、ユバ・シティ警察のパトカーとサター郡の保安官の車が同じ駐車場を奪い合うという、手の込んだドラマ仕立てとなっている。
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ちょっぴり棒読み感のある台詞で、次々と愉快な争いに巻き込まれる職員たち。駐車場に集合すると、ダンス対決という予想外の解決策を導き出すことになったようだ。
巻き込まれた警察犬が、主役の座を奪っていく
ブランコ・ブラウンの曲が流れ始めると、全員がダンスモードに切り替わった。
職員たちは、この映像のためにこっそり練習していたのだろう。なかなかスムーズだ。
ダンスはバタフライ、カウボーイ・ブギ、ホーダウンなど、ラインダンスの定番ステップが満載で、ブランコ・ブラウンが曲の冒頭で提案しているように、グループでもソロでもダンスが楽しめることを証明している。
なにより、彼らもまた他の人たちと同じように、軽快な瞬間をこんなふうに楽しむことができるのだということを示してくれた。
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しかし、なんといってもこの動画のハイライトは警察犬のベルジアン・マリノワだ。
ハンドラーの横にいる警察犬は、周りの人間のダンスにかなり戸惑いを見せながらも、興味津々。一緒に参加したくてうずうずしている。
ハンドラーを見上げる警察犬は、とにかく一生懸命ステップについていこうとしていて、パフォーマンスに愛らしい要素を加えている。
素晴らしい仕事、全員に脱帽、奉仕に感謝
このダンス・チャレンジは単なるトレンドとなっただけでなく、家族、友人、同僚を結びつける団結力を示しているほか、ダンスという世界共通の言語を通して分かち合う喜びとコミュニティの祭典だ。
目的は、一緒にダンスをして楽しい時間を過ごすだけ。
厳しい仕事に従事する警察官も警察犬も、束の間の楽しみを得られたことがわかるこの動画は、大きな反響を呼んだ。
この動画を見た視聴者からは、人間的な一面を見せた警察官たちを称賛し、「おもいっきり笑わせてもらったよ!いつも市民を守ってくれてありがとう!!」「犬の困惑した様子がすごくかわいい」「見るたび笑顔にさせてくれる動画だ」などといった多くの好意的なコメントが寄せられている。
追記(2023/12/22)犬の名前をジャーマンシェパードからベルジアン・マリノワに訂正して再送します。
References:written by Scarlet / edited by parumo
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