元タレントでYouTuberの木下優樹菜ゲストが出演した占い番組「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)の、さる12月19日放送回。元夫でお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史との間にもうけた11歳の長女と、8歳の次女と共に登場し、タレント復帰の可能性などについて言及しているが、これに視聴者からは様々な意見が寄せられている。

 同放送回で、占い師・木下レオン氏による診断を受けた木下は、「元気キャラですが、実は優しくて、弱い」と指摘される。と、「ガラスのハートです」「落ち込むと、意欲ゼロになります」と返していたものだが、木下といえば、2019年秋にタピオカオーナーとトラブルを起こし、恫喝まがいのメッセージを送っていたことが発覚。芸能活動を謹慎するも、20年夏に引退を表明し、その後はYouTubeでの活躍を続けてきた。木下は「タピオカ騒動と、ここ3~4年でいろいろあった時」には「子どもが学校に行っている間の6時間とかはずっとベッドの上から動かない」と悩める日々だったという。

 また、木下レオン氏よりテレビ復帰について聞かれると、「お世話になったスタッフさんたちからオファーをいただいて、自分らしく出れるのであれば“出させてください”っていう気持ち」だと説明。「地上波にバンバン復帰したいと営業するのは違うかな」と補足しつつも、「この3年間、いっぱい叩かれたり、ニュースにされたり、それでも表に出続けるのは使命でもあると思ってるので」「あと、こんなに叩かれてるのに、出てるユッキーナを見て、私も頑張れるって言ってくれる人もいる。そういう人たちに見てもらいたい」などと、タレント復帰への思いを語ったのだった。

タピオカ騒動に限らず、キャリアを通して“プチ炎上”を繰り返してきた木下は、今回のゲスト出演についても、番組放送前から批判の嵐が飛び交うという異例の事態となっています。今回の出演を通じて本人はテレビ復帰に前向きな様子を示したわけですが、依然反発する声も多く、視聴者からはネット上に『テレビ局からの熱烈なオファーに応えましたみたいな考えなんですかね』『木下優樹菜がテレビに出て勇気を貰える人って誰?』との苦言が。また、『ガラスのハート』という言葉を使い、“実は繊細な性格”だと話している点についても『本当にガラスのハートなのであれば、あまり表に出ない方が良い』『あれだけの騒動を起こして、まだテレビに出て来れる神経があるって、全然ガラスのハートじゃないよね』とするツッコミも見られました」(テレビ誌ライター)

 ただ、木下の話しぶりからすると、もはやこうした批判が出ることは織り込み済みという認識のように思われる。また、木下へのアンチな意見の裏で、積極的に意見を言わない「サイレントマジョリティー」層の中には、しぶとく立ち上がろうとする木下を応援している人たちも少なくないのも事実だろう。ここは、みずからの「ガラスのハート」を刺激しすぎないよう、自分に合ったペースで慎重にバラエティーへの復帰を進めてほしいところだ。

(木村慎吾)

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