今回は2003年5月のデータ通信カード・端末市場を取り上げる。当時、BCNが収集したデータによると、機種別でNECインフロンティアの「AirH”Card CFタイプ」が56.3%を占め、2位以下を大きく引き離して首位になった。メーカー別でも同社が56.5%で首位、2位以下はNTTドコモ、本多エレクトロン、富士通だった。

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 03年5月におけるデータ通信カード・端末市場において、機種別TOPになったのはNECインフロンティアの「AirH”Card CFタイプ」だった。2位以下はNTTドコモの「P-in Free 1P」、富士通の「AirH”USBタイプ」、本多エレクトロンの「AirH”Card」と続いた。上位にはAirH”が6機種、P-inが4機種ランクインし、AirH”が優勢であったことがうかがい知れる。

 メーカー別の販売台数シェアをみると、機種別で首位だったNECインフロンティアが56.5%を占めて首位。2位はNTTドコモで22.5%、3位は11.0%の本多エレクトロン、4位は富士通で9.1%という結果だった。

 03年時点の日本において、スマートフォンはまだ普及していなかった。外出先でパソコンを使って通信をするためには、データ通信カード・端末が必要だった。以前、このコーナーでも取り上げたPDAにデータ通信カード・端末を繋げると、今のスマートフォンのような使い方が出来た。