『ワイルド・スピード』シリーズで知られるヴィン・ディーゼル。このたび元アシスタントから、2010年に性的暴行をされたと訴えられた。

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 Varietyによると、訴えを起こしたのは『ワイルド・スピード MEGA MAX』の撮影時にアトランタアシスタントをしていたアスタ・ジョナサン。セントレジス・ホテルのスイートでヴィンに襲われたとし、被害の状況を詳細に訴えている。

 法廷文書には「ジョナサンさんは逃げることも出来ず、拒絶したことで怒ったヴィン・ディーゼルを恐れ、目を閉じ、暴力が終わって欲しいと願いながら、気持ちを乖離させようと努めました」と記載。またこの事件のあと、ヴィンの妹でプロデューサー、そして彼の製作会社のトップでもあるサマンサ・ヴィンセントから連絡があり、解雇を言い渡されたとしているそうだ。

 弁護士は、「これ以上利用価値がないため、彼女が解雇されたのは明白です。ヴィン・ディーゼルは、自分の性的欲望を満足させるために彼女を使い、彼女は彼からの性的暴行に抵抗しました」と説明。「ジョナサンさんは、自分をまるでゴミのように、無力であると感じました。自尊心は打ち砕かれ、自分のスキルに疑問を覚え、キャリアを得るためには身体を差し出さなければいけないのかと、自問しました」と訴えている。

 これを受け、ヴィンは現地時間12月21日に弁護士を通じて訴えを否定。「ヴィン・ディーゼルは断固として訴えをすべて否定します。13年以上前に起きたと言う、9日間だけ雇われたという人からの被害を、今回初めて耳にしました。完璧に反証する明らかな証拠があります」とした。

 裁判では、ヴィンによる被害の数日前にも、彼の製作会社One Raceの他のスーパーバイザーからセントレジスの部屋で同様の被害に遭いそうになったとし、ヴィンに対する性的暴行の訴えのほか、同社に対して、性差別と不当解雇、管理不行き届きで訴えている。

『ワイスピ』ヴィン・ディーゼル、元アシスタントから性的暴行で訴えられる ヴィンは否定 (C)AFLO