浦和レッズは22日、FIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)3位決定戦でアル・アハリと対戦し、2-4で敗れた。

3日前のマンチェスター・シティ戦を0-3で完敗した浦和は、シティ戦のスタメンから大久保に代えて酒井のみを変更。関根が1列前での起用となった。

フルミネンセに競り負けたアル・アハリに対し、良い入りを見せた浦和だったが、10分にピンチを迎えて以降は守勢に。そして19分、ハニのミドルシュートをGK西川が弾いたルーズボールをイブラヒムに押し込まれた。

さらに25分、伊藤が自陣ボックス付近でボールを失った流れからタウにシュートを決められ、リードを広げられてしまう。

ハーフタイムにかけても守勢に回った浦和だったが、43分に1点を返す。浮き球のルーズボールに反応したボックス中央のカンテが左足ボレーでゴールに蹴り込んだ。

この試合を最後に引退するカンテのゴールで1-2として迎えた後半、リンセンと中島を投入した浦和は開始1分に同点のチャンス。敵陣ボックスでボールを奪った流れからカンテのスルーパスを受けたボックス左のリンセンがシュートに持ち込んだが、枠を捉えきれなかった。

それでも52分、リンセンのヘディングシュートが相手DFの手に当たって浦和がPKを獲得。これをショルツが決めて試合を振り出しに戻した。

しかし60分、直前に投入されていたタヘルのボレーが小泉に当たってディフレクトすると、GK西川は不規則な回転のかかったシュートを弾ききれずゴールへ吸い込まれた。

直後にFKから4失点をしかけた浦和だったが、ここはオフサイドで助かるも、73分にPKを献上。途中出場の荻原が相手選手を自陣ボックス内で抱え込んでしまった。しかし、GK西川がマールルのシュートを止めて首の皮一枚繋ぎとめる。

86分にはCKの流れからショルツのシュートが枠を捉えたが、GKエル・シェナウィの好守に阻まれてしまうと、ラストプレーマールルに直接FKを決められて終戦。4位で大会を後にしている。