お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(32歳)が、12月21日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。中学卒業後に建設現場で働いた経験から、“なり手不足”に持論を語った。

番組はこの日、大工不足に注目。2000年時点で64万人いた就業者が、2020年には30万人と半減し、さらに60歳以上が43%を占めている現状について考えた。

番組MCを務めるEXIT兼近は「僕はとび職と鉄筋工の仕事をやっていた」と切り出し、「中学卒業後に先輩から紹介してもらった。とび職の仲間も僕と同じように『中卒じゃどこも働けないから、ウチに来いよ』と言われてる人が多かった。僕の場合は、親族や先輩が建設業だったこともあり、『僕には建設しか道がない』と思い込んでいた」と振り返った。

その上で「今は仕事に関する情報にすぐアクセスすることができて、『キツい大工以外でも、同じくらい給料がもらえる仕事はある』『こんなにも仕事の選択肢はある』と夢が広がっている感じがする。つまり、なり手不足は、仕事の選択肢を見つけられるくらい“賢くなりすぎた結果”と思っている」と持論を展開。

また、「僕が中学を出た20年前は『とりあえず建設業に就きなよ。手に職をつけたら職人になれて、学歴がなくても良い給料もらえる』と、“美味しい職業”だった気がする。なんだか時代の変化を感じる」とコメント。

続けて「僕はキツいから辞めたというよりは、別の夢を見出した。若者が建設業に夢を持てる“何か”があればいいと思う」と語った。