スコティッシュ・プレミアシップ第19節が23日に行われ、セルティックとリヴィングストンが対戦した。

 今季も開幕直後からスコティッシュ・プレミアシップの優勝争いをリードしているセルティック。一方でチャンピオンズリーグ(CL)ではグループEを1勝1分4敗と最下位で終え、欧州の戦いは終わりを告げていた。加えて、現在はスコティッシュ・プレミアシップでも2連敗中。スコティッシュ・プレミアシップでの2連敗は2012-13シーズン以来のこととなっていた。

 CLも含めた公式戦では2試合ぶり、スコティッシュ・プレミアシップでは3試合ぶりの勝利を狙う今節は、ここまで2勝5分10敗という成績のリヴィングストンを本拠地『セルティック・パーク』に迎える。セルティック所属の古橋亨梧は公式戦3試合連続の先発に名を連ねた。前節のハーツ戦(●0-2)に途中出場した前田大然も、今節はケガからの復帰後初のスタメン入り。負傷中の旗手怜央と岩田智輝に加え、小林友希はメンバー外となった。

 試合は序盤からセルティックのペースで進む。8分にはペナルティエリア左深い位置からの折り返しに対して、ニアサイドで前田が潰れると、ボールはファーサイドでフリーになっていた古橋の元へ。ダイレクトで合わせたが、シュートはゴールライン手前で跳ね返された。

 その後もセルティックが攻撃に出る時間を増やしながら、均衡を破ることはできず、前半はスコアレスで終了。後半開始の笛が吹かれると、直後に試合が動く。セルティックは左サイド開いた位置でドリブルを仕掛けたルイス・パルマが、カットインから右足を振り抜くと、このボールに古橋が反応。クロスボールともシュートとも考えられるようなボールをダイレクトで押し込み、セルティックが遂にゴールをこじ開けた。古橋にとって、このゴールはスコティッシュ・プレミアシップ6試合ぶり今季7点目。CLも含めた公式戦通算では今季9点目を挙げた。

 勢いに乗ったセルティックは続く51分、パルマの蹴った左コーナーキックにリアム・スケールズが頭で合わせる。後方へ下がりながらも狙い澄ましたヘディングシュートを沈め、セルティックが一気にリードを広げた。

 最終的にこれ以上スコアは動かず、試合はタイムアップ。セルティックが連敗を「2」ストップし、スコティッシュ・プレミアシップでは3試合ぶりの白星を飾った。前田は63分まで、古橋は71分までプレーしている。

 次節、セルティックは26日に敵地でダンディーFCと、リヴィングストンは27日にホームでセント・ジョンストンと、それぞれ対戦する。

【スコア】
セルティック 2-0 リヴィングストン

【得点者】
1-0 46分 古橋亨梧セルティック
2-0 51分 リアム・スケールズ(セルティック

リーグ戦6試合ぶりの得点で雄叫びを上げる古橋(中央) [写真]=Getty Images