酪農家たちの日常を配信するYouTubeチャンネル「New England Dairy」は、乳製品が作られる過程など、酪農家たちの仕事の様子がよく分かるとして、視聴者から人気を得ています。今回はこのチャンネルの中から、トランペット吹きの酪農家と牛たちが音楽を通してコミュニケーションを取る様子を収めた動画を紹介します。

トランペットの音に興味津々の牛

 注目を集めたのは「Massachusetts Dairy Farmer Plays Trumpet for her Cows」という動画。

 トランペットを構えるのは、米国のマサチューセッツ州にあるクレッソンズ・リバー・ファームの酪農家であるメリッサ。彼女は酪農家でありながら、トランペットの演奏も得意なようです。彼女と仕事を共にする牛たちに、ジャズ界の巨匠であるルイ・アームストロングの名曲「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」の演奏を披露します。

 トランペットの音が鳴ると、すぐに牛たちが顔を上げて反応し始めました。「どこから聞こえるの?」と言わんばかりに耳をピクピクさせて、1頭また1頭と音の鳴る方へと近づいていきます。中には、楽譜をのぞき込むような様子の牛や、首を振って音楽を楽しむようなそぶりを見せる牛の姿も。みんな音に驚く様子はなく、トランペットの音色に興味があるようです。

 牛たちは音楽が大好きで、どうやらアンコールをお願いしているようです。メリッサは笑顔で彼らのアンコールに答え、「What A Wonderful World」をもう一度演奏しました。牛たちは満足しているのか、とても穏やかな表情をしているように見えますね。

 トランペットに興味津々の牛たちは楽器に顔を近づけたり、メリッサをペロリとなめてみたりします。メリッサと牛たちの親密な様子に、「牛も音楽が好きなんだね」「反応がかわい過ぎて癒やされる」などの声が上がりました。動物を飼っている人は、楽器を使ったコミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか。

オトナンサー編集部

酪農家がトランペットを演奏すると…