スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
12月17日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた、さまざまな相談メッセージを紹介。江原がアドバイスをお届けしました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
私の娘は14歳で、中高一貫校の私立中学校に通う2年生です。私立中学校に入れた理由は、今思えば周囲の環境に押し流されての結果です。無事に第1希望の学校に合格して通っているのですが、入学と同時に、勉強をまったくしなくなりました。理由を聞くと「“中学受験が終われば、勉強せずに高校まで行ける”って、ママが言ったじゃん!」と言うのです。

思えば私は、受験勉強に疲れが見えた娘に対して、よく「今頑張れば高校受験しなくていいんだからね」と励ましていました。それを娘は都合よく、中学に入ったら勉強しなくてもよいと解釈してしまったようなのです。

担任の先生からは「我が校の内部進学の基準を満たしていないと、高校進学は厳しいですよ」と言われました。しかし、本人にやる気がないので、成績は一向に上がりません。なぜなら、「成績を上げなきゃいけない」「高校に進学したい」という強い意思が娘にはないのです。他人事のようにしか思っていないように見受けられます。

現実の厳しさをどうにか分かってほしくて、私もいろいろ言うのですが、思春期の娘からは反発こそあれ、私の言葉は娘の耳にはまったく入らない様子です。子どもをやる気にさせる良い方法をアドバイスいただけると助かります。

<江原からの回答>
江原:うち(の子ども)も同じ道を通ってきていますから、相談者さんの気持ちもよく分かるんです。勉強して進学してくれたら、親は楽なんですよ。とにかく(学校に)行ってくれて、卒業してくれたら楽。それは確かですが、子どもに本当に寄り添ってあげことは労力がいりますし、時間をかけなければいけなくなりますからね。

「別に勉強しなくても良いんじゃないの?」「学校に行かなくたって良いんじゃないの?」とコミュニケーションを取らなければいけないですし、本当に子どもが学校に行かなくなった場合のシミュレーションは必要です。

あとは、“何をやりたいか”。それが明確にないと、もし次にやりたいことが見つかったとき、高校を出ていなかったとすると、それができないかもしれない。高認(高等学校卒業程度認定試験)を受けるために通信制の学校に通い直さなければいけないし、今の時点で将来やりたいことが明確でないのだとしたら、今高校に行ってしまったほうが楽かもしれない。

どうしても勉強が嫌だったり、やりたいことが、あまり学歴が関係ないことだったりするのなら、それは良いんじゃない? というようなことを話し合わなければいけないので、寄り添いに時間がかかります。

自分の人生、やっぱり答えを持っているのは自分なんですよ。お子さんも14歳でしょ? もう決められるし、自分の意見も言える。そして私たちの世代って、お勉強ができる子が良いとか、勉強ができないと食いっぱぐれてしまうとか、どこか恐怖を植え付けられているんですよ。“子育ては親育て”であるから、そこをよく学んで話し合ってみてくださいね。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「すべての答えは自分の中にあるのです」


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12月17日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月25日(月)AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/
江原啓之「自分の人生、やっぱり答えを持っているのは自分」思春期の我が子とのコミュニケーションに悩む相談者に愛の喝!