セリエA第17節、ローマvsナポリのデルビー・デル・ソーレが23日に行われ、2-0でローマが勝利した。

前節ボローニャとの上位対決を落として8位に後退したローマ(勝ち点25)は、出場停止明けのルカクが先発に戻り、ベロッティと2トップを形成した。

一方、前節カリアリ戦をWオシムヘンの1ゴール1アシストの活躍で競り勝った5位ナポリ(勝ち点27)は、4日前に行われたコッパ・イタリアでは主力をベンチスタートとした中、格下フロジノーネ相手に後半の4失点でまさかの惨敗。なかなか波に乗り切れない中、ベストメンバーで臨んだ。

立ち上がりの主導権争いを経て19分、ローマはボーヴェのミドルシュートがバーに直撃した。そして21分には決定機。ベロッティが右サイドを突破した流れからグラウンダークロス。ボーヴェが合わせたが、シュートはGKメレトのファインセーブに阻まれた。

ローマが流れを引き寄せる中、ハーフタイムにかけても押し込んだが、ゴールをこじ開けるには至らず0-0で前半を終了した。

迎えた後半、ナポリが押し込む入りとなった中、徐々に小康状態で試合は推移。そんな中65分、ナポリに退場者。ポリターノがザレフスキにファウルを受けて報復、蹴りを入れて一発退場となった。

数的優位となったローマは3枚替え。エル・シャーラウィ、アズムン、ペッレグリーニとアタッカーを投入した。すると76分に均衡を破る。代わって入った3選手が立て続けにシュートを狙い、最後はペッレグリーニのボレーがネットを揺らした。

モウリーニョ監督の采配が的中して試合を動かしたローマは、84分にルカクが追加点に迫った中、2分後にナポリに再び退場者。オシムヘンがエル・シャーラウィへのファウルで2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

最終盤にかけては数的優位を生かしていなしたローマが、ラストプレールカクにダメ押しの追加点。リーグ戦3試合ぶりの白星としている。