いよいよ来週から日本代表の練習が始まるでしょ。で、もっとも気になってるポジションがあるんです。それはGK。だって、今回招集されたメンバーでGKの日本代表出場数は、前川黛也が1試合、鈴木彩艶が3試合、野澤大志ブランドンが0試合。これまだ十分新しい選手が割り込んでいく余地あるでしょ。

ってことで、今回はJ各クラブでリーグ戦にフル出場したレギュラー中のレギュラーGKが、どんなシーズンだったかを調べて行っちゃうよ!!

札幌:全試合出場GKなし
鹿島:早川友基
浦和:西川周作
柏:全試合出場GKなし
FC東京:全試合出場GKなし
川崎:全試合出場GKなし
横浜FM:全試合出場GKなし
横浜FC:全試合出場GKなし
湘南:全試合出場GKなし
新潟:全試合出場GKなし
名古屋:ランゲラック
京都:全試合出場GKなし
G大阪: 全試合出場GKなし
C大阪: 全試合出場GKなし
神戸:前川黛也
広島:大迫敬介(第33節の83分に交代)
福岡:全試合出場GKなし
鳥栖:朴一圭

対象者は6人。ではこの6人の失点数は

早川友基:34失点(6PK失点)
西川周作:27失点(0PK失点)
ランゲラック:36失点(3PK失点)
前川黛也:29失点(4PK失点)
大迫敬介:28失点(0PK失点)
朴一圭::47失点(4PK失点)

ということで、PKによる失点数を除くと

早川友基:28失点
西川周作:27失点
ランゲラック:33失点
前川黛也:25失点
大迫敬介:28失点
朴一圭::43失点

そしてそれぞれのGKがどれくらいのシュートを受けたかというと、

早川友基:296
西川周作:278
ランゲラック:332
前川黛也:318本
大迫敬介:237本(第33節の被シュート数を1と計算)
朴一圭::401

これで失点率(被シュート本数/失点数)、つまり何本シュートを打たれたないと失点しなかったか、を計算すると

早川友基:10.6本
西川周作:10.3本
ランゲラック:10.1本
前川黛也:12.7本
大迫敬介:8.5本
朴一圭::9.3本

で、前川なかなかいいじゃないですか。ただ、これがGKの能力を正確に映し出すかというと、守備が強いチームってシュートを打たれるときにきちんと詰めててくれるからGKが取りやすいというのあるんですけどね。

あとはGKの場合、足下の技術も重視されてるんでそこも選考のときは考えなきゃいけないんでしょう。そういうの考えると、3回前のコラムで「小林悠すげえ!!」っての書きましたけど、今回は「西川周作すげえ!!」って感じでしょうかね。