●「コンビニ食ばっかりだと太る！」の先入観は本当？ セブンプレミアムが打ち出す「1食200kcal以下」の低カロリー商品。このうち4種をレビューする！
これから本格的に訪れる「冬」は一般に「太る季節」と言われます。寒いので栄養素の高い汁物などを摂る機会が多くなることや、肌の露出の多い夏場と違い「今日くらい食べてもいっか」と、ついつい美味しいものばかりを口にしてしまうことなどが、その理由として挙げられます。
また、寒くて外食や自炊も面倒となり、近くのコンビニなどで惣菜を摂る機会も増え、これもまた「コンビニ食＝高カロリー＝太る原因」という先入観を持つ人も多くいそうです。しかし、ふと気になって調べたら、『セブン-イレブン』で展開されるブランド『セブンプレミアム』の惣菜・食品の中には、必ずしも高カロリーばかりとは限らず、中には「1食200kcal以下」を実現する低カロリーの商品もあります。
ですが、低カロリー商品というのは「美味しくない！」という先入観もまたあります。『セブンプレミアム』の「1食200kcal以下」の各アイテムは果たしてどんな味わいなのでしょうか？ 今回は、その中から4種食べ比べ。それぞれのカロリー数と味わいをレビューします。
トマトとチーズの風味豊かな激ウマパフスナック！「ミートピザスナック 40g」
まずは「ミートピザスナック 40g」。本商品のスペックは以下の通りです。
熱量：182kcal たんぱく質：3.1g 脂質：6.7g 炭水化物：27.7g（糖質：26.7g、食物繊維：1.0g） 食塩相当量：1.17g
高カロリーと思われがちな食品代表のスナック菓子ですが、このスペックの通り「200kcal以下」の低カロリーを実現しています。
これで美味しくなければ意味がないわけですが、ミートピザの風味を見事パフスナックとして表現。トマトの爽やかな酸味と、まろやかなチーズ感、そして肉の風味がしっかりあり、食べ応えも十分です。パフスナックなので、軽めにいただける点も嬉しく、これなら罪悪感なしで美味しくいただけることができると思いました。
辛味が支える十分な食べ応え！「糖質0g低カロリー麺 辛麺スープ付き 145g」
続いて「糖質0g低カロリー麺 辛麺スープ付き 145g」をいただきます。本商品のスペックは以下の通りです。
熱量：52kcal たんぱく質：3.6g 脂質：0.9g 炭水化物：9.6g 食塩相当量：4.2g
（1食145gあたり：こんにゃく麺100g＋スープ45g）
なんと1食あたり52kcalという脅威の低カロリーを実現しており、糖質ゼロのこんにゃく麺を採用し、ダイエット食に相応しい一品と言って良いでしょう。
物足りなさを感じさせるこんにゃく麺ですが、この点を支えてくれるのが「辛味」。1食として満足できる設計になっています。付属の容器に麺とスープを入れ、混ぜるだけで手軽に食べられるのも嬉しく、この冬の時期に激推ししたい1品だと思いました。
この旨味にして「81kcal」は革命的！「茶碗蒸し」
続いて「茶碗蒸し」をいただきます。本商品のスペックは以下の通りです。
熱量：81kcal たんぱく質：8.1g 脂質：3.5g 炭水化物：4.5g（糖質：3.8g、食物繊維：0.7g）食塩相当量：1.8g
卵と出汁の風味、そして具材の旨みを十分感じる本格的な味わいですが、その熱量は81kcal。「茶碗蒸しって、もともとカロリー低かったっけ？」と、しばし頭をひねる筆者でしたが、とにかく美味しいの一言です。冬場は特に美味しく、気分をほっこりさせてくれる「茶碗蒸し」ですので、いつもの食事の際の「もう一品」としても最適です。
濃厚な味わいにして172kcal以下を実現した優秀まん！ 「糖質を抑えた とろーりチーズのピザまん」
最後は「糖質を抑えた とろーりチーズのピザまん」。本商品のスペックは以下の通りです。
熱量：172kcal たんぱく質：8.0g 脂質：6.5g 炭水化物：22.5g（糖質：18.0g、食物繊維：4.5g） 食塩相当量：0.81g
見た目的にも味わい的にも濃厚で、十分な食べ応えがありそうなピザまんです。
コク深いチーズと酸味あるトマトソースをもちもちの生地で包み込んだ絶品の味わいです。これで172kcalという低カロリーを実現しているというから驚きです。美味しさと低いカロリーの双方を実現したという意味では、かなりの優秀作で、特に寒い時期の小腹を満たす一品としてオススメしたいと思いました。
組み合わせを変えるだけでも、健康的なダイエット食になる
ここまで『セブンプレミアム』の「1食200kcal以下」の商品を食べ比べてみた結果、かなりの驚きを覚えました。いずれの商品も美味しいくて、罪悪感なく口にできるものばかり。中には、「低カロリー」と言われなければ気づかないほどの旨みを感じるものもありました。そこで、昨今の「低カロリー商品」について、『セブンプレミアム』の担当者にも話を聞いてみました。
「近年の健康志向の高まりを受け、2022年5月から『健康アイコン』の取り組みを開始しています。一部商品には、お客様からご要望の多い栄養素を『オレンジ』と『グリーン』の2色でパッケージの表前⾯に表示しています。『たんぱく質』『食物繊維』など補うべき栄養素はオレンジ、『糖質』『塩分』など必要以上の摂取を控えるべき栄養素はグリーンのアイコンを使用して、商品特徴を分かりやすく表示しています（※任意表示商品で、かつ表面積が小さい一部の商品を除きます）」（担当者）
こういった表示の工夫を施しつつ、「1食200kcal以下」の商品開発にも注力しているようですが、やはり「美味しさ」と「安全・安心」の双方の実現を目指しているとのこと。
「安全・安心であることは当然ですが、同時に『美味しい』と感じられるものでないといけません。その上で『こんなのほしかった』と喜んでいただける商品の開発を心がけています。今後も地球にも体にもやさしい商品づくりに挑戦し続け、 生活者の皆さまと一緒にしあわせな未来を目指します」（担当者）
まとめ：「コンビニ飯＝高カロリー」な物ばかりではなく、美味しさと体や環境への優しさを兼ね備えた商品もあった。特に「1食200kcal以下」の低カロリー商品は超オススメ！
最後に「コンビニ食」を体に負担なく摂るコツも教えてくれました。
「商品の選び方、組み合わせを変えるだけで、コンビニでも手軽にダイエット食が手に入ります。例えば、以下のようなことです。
・甘いジュースや炭酸飲料を、低カロリー飲料や無糖の炭酸水・お茶などに置き換える
・小腹が空いたときに食べてしまいがちなスナック菓子は、低カロリーや低糖質のおやつ、たんぱく質が摂れる食品を選ぶ
こういった無理なくできることから始めていただくことがオススメです。今後も『セブンプレミアム』では健康アイコンをはじめ、健康への取り組みを進めていきます。ぜひ店頭でチェックしてくださいね」（担当者）
今回紹介した『セブンプレミアム』の「1食200kcal以下」の商品群はもちろん、それ以外の商品も上手に使い分たり組み合わせを変えれば、健康的な食事になることがわかりました。これから迎える本格的な「冬」を前に、「太らない」意識と合わせて、「美味しい食」を楽しんでくださいね。
（取材・文◎加賀ま波、松田義人）
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