キャサリン皇太子妃が、クリスマス礼拝の一環として開催したティーパーティにサプライズ訪問する姿が公開された。会場では保育の分野で活躍するワーカーたちが、かつて世話をした子どもたちと再会を果たしていた。この日皇太子妃は、2021年のクリスマス礼拝で着た赤いカーディガンを再着用し、同色のパンツを合わせたクリスマスらしい装いで登場した。

ウェールズ公夫妻の公式SNSが現地時間24日、キャサリン皇太子妃ロンドンで開催したティーパーティの会場をサプライズ訪問した姿を公開した。

会場では、保育の分野で多大な貢献をする3人のワーカーたちと、彼らから恩恵を受けた6人の子どもたちが再会していた。

この様子は、24日夜に英ITVで放送した『Royal Carols: Together at Christmas』の一部として流された。同番組は、今月8日に皇太子妃が英ロンドンのウェストミンスター寺院で開催したクリスマス礼拝を録画したものだ。

ティーパーティの会場を極秘で訪れた皇太子妃はそっとドアを開けて入ると、「パーティの邪魔をしてごめんなさい。迷惑じゃなければいいんですけど」と遠慮がちに伝えた。すると人々は大きく目を見開くなど、驚きを隠せない様子だった。

この後皇太子妃は英サセックス州に住むブレンダさんと握手をした。ブレンダさんは元メンタルヘルス看護師で、現在は学校でボランティアを行っている。

会場では、10代のサッカー少年リコ君が、幼少期のサッカーコーチだったラッセル・グレイさんと再会していた。皇太子妃が握手を求めて手を伸ばすと、リコ君は満面の笑みを浮かべて握手に応じた。

英マンチェスターに住むラッセルさんは皇太子妃と談笑し、幼児期に子どもたちに自信をつけさせる重要性について「自立心と責任感、自尊心を教えることができれば、サッカーとチームワークはそのすべてを可能にするのです」と語った。

リコ君ラッセルさんに指導されたことについて「信頼感を与えてくれました。一人を信頼することで、もっと多くの人を信頼できるようになるんです」と話した。

ラッセルさんは、キャサリン皇太子妃がサプライズ登場した時を振り返り、「息を呑むような瞬間でした。部屋の空気ががらりと変わりました」と感激を語った。

さらに皇太子妃は、「イースト・アングリア・チルドレンズ・ホスピス」で音楽療法を受けたバーナード兄弟、ジョージ君(12)とヘンリー君(10)とも対話した。兄弟の近くには、音楽療法士のレイ・トラヴァッソさんも座っていた。レイさんは生後18か月で脊髄性筋萎縮症と診断されたヘンリー君の家族に音楽療法とサポートを提供している。

兄弟が音楽への情熱を語ると、皇太子妃は自身の子どもたちも音楽を楽しんでいると明かし、ジョージ王子(10)はギターを、シャーロット王女(8)は歌、ルイ王子(5)ドラムが好きだと話した。

この日皇太子妃は、イタリアのブランド「ミュウミュウMIU MIU)」による赤いカーディガンとパンツを合わせたクリスマスらしい装いで現れた。

このカーディガンは、キャサリン妃(当時)が2021年に開催したクリスマス礼拝の番組のトレーラー映像に出演した際に着用したものだ。全体にダイヤモンド柄とジャカード織によるバラの花の模様が施され、フロント部分にはマザーオブパール(真珠母貝)の白いボタンが付いている。取り外し可能な白い襟も付いていたが、今回は外していたようだ。

カーディガンは価格£1,350(約24万円)だったが、“キャサリン妃効果”もあってか当時完売となった。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年11月18日付Instagram「A very special Carol Service, coming soon.」、2023年12月24日付Instagram「Three inspiring people making a real difference to the lives of young people.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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