井浦新、東出昌大芋生悠、杉田雷麟が主演する映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』より、予告編が解禁された。

【動画】映画に青春を捧げる熱い思いが伝わる!『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』予告編

 本作は、『止められるか、俺たちを』第1作の脚本家で、近年『REVOLUTION+1』や『福田村事件』など注目作を連打している井上淳一監督による、笑えて泣ける青春映画。今より人と人の距離が近かった時代。失敗が許され、何度でもやり直せた時代。そんな時代をノスタルジーに溺れることなく、現代にも通じる普遍の物語として描き出した。

 キャストには井浦、東出、芋生、杉田のほか、コムアイ、田中俊介、有森也実、田中要次、田口トモロヲ、田中麗奈竹中直人ら実力派俳優が集結する。また、「黒猫チェルシー」解散後、多岐にわたって活躍するミュージシャン宮田岳が、本作で映画音楽に本格的に挑戦。新生・中野ミホが歌う、宮田が本映画のために書き下ろした主題歌からは、時代を超えた切なさと希望が伝わってくる。

 今回解禁の予告編では、若松プロに弟子入りしながらも苦悶する若き日の井上監督自身(杉田)と、それに対峙する劇場アルバイト(芋生)ら若者たちの葛藤とともに、若松監督(井浦)と木全支配人(東出)ら、「映画をつくること」「映画を届けること」の難しさに打ちのめされながらも、映画をあきらめない大人たちの姿が映し出されている。

 井上監督は予告編の解禁に際し、「残念ながら、我々が作る規模の映画は、届く人にしか届かないのではなく、届く人にも届かない。こういう映画があるということすら知られることなく、ひっそりと消えていく運命にある。せめて映画の顔である予告編だけでも面白いものを作りたいと四苦八苦した。出来上がったものが、果たして映画の魅力を伝えているか、確信はない。しかし、公開まで3ヶ月弱。これが我々の顔になる。本編を観てもらう前にまずは予告編を観てもらいたい。ミニシアターを応援するために作った映画が入らずに、ミニシアターの足を引っ張ったのではシャレにならない。ミニシアターの危機は未だに続いている。それを伝えたい。伝えて欲しい。この映画に限らず、ミニシアターに足を運んで下さい」と言葉を寄せた。

 映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』は、2024年3月15日より全国順次公開。

※井上淳一監督のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■井上淳一監督

 コロナ禍で危機が叫ばれたミニシアター。どうにか入る映画を作って、ミニシアターを応援したいとずっと願ってきた。そう願って作った映画が図らずも師・若松孝二がミニシアターを作る話になろうとは。

 残念ながら、我々が作る規模の映画は、届く人にしか届かないのではなく、届く人にも届かない。こういう映画があるということすら知られることなく、ひっそりと消えていく運命にある。せめて映画の顔である予告編だけでも面白いものを作りたいと四苦八苦した。出来上がったものが、果たして映画の魅力を伝えているか、確信はない。しかし、公開まで3ヶ月弱。これが我々の顔になる。本編を観てもらう前にまずは予告編を観てもらいたい。ミニシアターを応援するために作った映画が入らずに、ミニシアターの足を引っ張ったのではシャレにならない。ミニシアターの危機は未だに続いている。それを伝えたい。伝えて欲しい。この映画に限らず、ミニシアターに足を運んで下さい。

映画『青春ジャック止められるか、おれたちを2』ビジュアル (C)若松プロダクション