読売ジャイアンツ・読売巨人軍

読売ジャイアンツ投手の槙原寛己が元広島東洋カープ選手・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネルに出演。現役時代の巨人と現在の違いなどを語った。

 

■「50番トリオ」時代を語る

槙原氏は若手時代背番号54を背負い、同世代で50番の駒田徳広氏・55番の吉村禎章氏とともに「50番トリオ」と呼ばれた時代について「駒田さんが先頭を走ってくれたんで、やりやすかった」と振り返る。

高橋氏が「そのころって、やっぱり純巨人の若手がうまいこと入れ替わったよね」と指摘すると、「あの当時はFAも外国人選手もそんな簡単にとれる時代じゃない、トレードもできない。それでも勝っていたんで」と槙原氏は語った。

 

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■高卒ドラフト1位で投手王国

さらに槙原氏は「僕の時代からドラフト1位は高校生をずっととったんですけど、僕を始めに次は斎藤(雅樹)ですよ。それで水野(雄仁)に行って、1年あいて桑田(真澄)ですよ。木田(優夫)も行っているわけですから」と振り返る。

そして「のちに投手王国といわれる選手を全部高校生でいけたんで。そういう意味では、巨人はあのころちゃんとそういうふうにしようというビジョンがはっきりしていた」と語った。

 

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■巨人のビジョンは難しい?

話を聞いた高橋氏は「巨人のビジョンって難しいと思うのは、勝ちながらやっていかなきゃいけないから」「巨人は負けてもいいというところがないやん。 巨人って」と指摘する。

槙原氏が「そこだけは厳しいですよね」と同調すると「勝ち続けながら、うまいことしのいで入れ替えをしていかなければいけないっていうところで、どうしようかなっていうところで、今、言ったようなビジョンが突っかかったんやろうね」と話した。

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■FAや逆指名ドラフトで…

高橋氏の指摘に槙原氏は「だからFAだとか逆指名ドラフトだとか、試行錯誤したんでしょうね」とコメント。高橋氏も「だから、FAで育ってきたような選手が弾かれてっていうところもあったかもしれないよね」と語る。

すると槙原氏は「そうですね。だから新鮮さだとか、ちょっと成績が悪いと『なにをやっているんだ』と叩かれるようなところというのは、そういうこともあるかもしれないですね」とコメントしていた。

 

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■FAで28人を獲得

巨人は1994年フリーエージェント制度が導入されたあと、2023年までに28人の選手を獲得。これは12球団ナンバーワンの人数だ。

とくに長嶋茂雄監督時代の90年代落合博満氏、広澤克実氏、清原和博氏、江藤智氏と他球団の4番打者とエース投手を次々と獲得。また、原辰徳監督時代にも小笠原道大氏、村田修一氏、丸佳浩選手と大物を入団させている。

FA補強が戦力アップに繋がっていることは事実だが、批判的な声も少なくない。

■槙原氏と高橋氏が巨人のチームビジョンを語る

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