2017年にデビューし、数々のファッション雑誌や広告などのモデルとして唯一無二の存在感とオーラで魅了するかたわら、俳優としても活動中の中島セナ。若手女優の登竜門とも言われる清涼飲料水「ポカリスエット」のCMイメージガールに2021年に起用され、彼女が持つ瞬時に人を引きつけるような魅力がお茶の間の話題を集めたことも記憶に新しい。また2023年12月よりスタートしたディズニー作品「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」(ディズニープラス)では、奥平大兼とW主演を務めており、“実写”と“アニメーション”の融合という新感覚な手法で2つの世界を描く、日本発のファンタジー・アドベンチャー作品に爽やかな風を吹かせている。2024年、ますますの活躍が期待される注目の美少女・中島について紹介する。

【写真】さすがの“現役”感!女子高校生姿がキュートな中島セナ

■唯一無二のオーラで引きつける

2006年生まれ、現在17歳の中島はスカウトされたことをきっかけにモデル活動を開始。ミステリアスなオーラをまといながらも、どこかピュア透明感あふれる雰囲気も感じさせる中島は、活動初期の2017年12月に発売された雑誌「POPEYE」(No.849)の年末恒例企画「ガールフレンド特集」のカバーガールとして登場し、当時まだ小学生だったが「大人っぽい」「既に完成されている」などと一部で注目を集めた。

また、2018年に公開されたオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」では、EPISODE.02の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」で歌喰い役として出演。俳優デビュー作で香取慎吾、古舘寛治ら大先輩たちに囲まれながらも見事に役を演じきった。

同作で共演した香取も中島と同様に10代から芸能界でのキャリアをスタートさせたことから「僕が仕事を始めた年齢と(当時の中島の年齢が)同じなので、その空気感がよく分かります。彼女の雰囲気がそうさせるのか、すごくしっかりした様子で現場にいる印象だった」などと、彼女の印象を語っている。

ポカリスエットのCMヒロインに抜てき

2021年には、それまで綾瀬はるか川口春奈中条あやみら次代を担う旬の顔を起用し、“若手女優の登竜門”とも言われる清涼飲料水「ポカリスエット」のCMガールに抜てき。オーディションで約400人の中から選ばれ、大役を務めた。

同CMでは、CGなしの85メートルの動く舞台セットを風のように駆け巡っており、さながら映画のようなクオリティーの映像になっている。それまで割とクールなイメージが強かった中島が、等身大の学生を演じていて、自然な笑顔も映し出されており、ひと味違う彼女の魅力が発揮されたCMとしても注目を浴びた。

同CM出演をきっかけに、“知る人ぞ知る”存在から、その不思議な魅力に引き寄せられた同世代のみならず幅広い層から熱い視線を集めるようになった。

■モデル、俳優業に留まらない才能

近年俳優業では映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES」(2019年)、映画「光を追いかけて」(2021年)などで、学生役を務め、みずみずしい演技を披露。

そしてモデルや俳優業だけでなく、2023年に22年ぶりに再公開されたソーラ・バーチとスカーレットヨハンソンがW主演の映画「ゴーストワールド」(2001年)の日本語予告編では、ナレーションも担当するなど、多才ぶりを見せている。

さまざまな方面から注目される中島は、最新作「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」にて、特殊な体質に悩む高校生を演じている。実写とアニメの融合でストーリーが進んでいくドラマシリーズへの出演に、オファーを受けた当初は「長期間のドラマで主演というものは初めてでしたのでやっぱり不安やプレッシャーはありました。また、最初に脚本を読んだ時に『島がどんなものなのか』『実写とアニメのパートがどうつながるのか』など、絵がないので最初はイメージが湧かず難しかったですね」と不安を見せていたものの、蓋を開ければ堂々たる演技で主人公のナギを好演。

中島は撮影当時ナギと同じ年齢だったことから、等身大の高校生と自分自身を意識しながら撮影に臨んだという。今作でも新たな彼女の魅力が発見できることは間違いなさそうだ。

「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」は、ディズニープラスのスターで毎週水曜に新エピソードを独占配信中。12月27日(水)は第3・4話同時、第5話以降は毎週1話ずつ配信される。

◆文=suzuki

ミステリアスな雰囲気の漂う中島セナ/※2023年ザテレビジョン撮影