先日最終回を迎えたフジテレビ系ドラマ『いちばんすきな花』。同ドラマは社会現象級の大ヒットとなったドラマ『silent』(フジテレビ系/2022年)のプロデューサーと脚本家が再びタッグを組んだ作品であり、登場人物の繊細な心理描写などがSNSでも大きな反響を呼んだ。本記事では、主演を務めた4人の中から松下洸平に着目し、視聴者の反響に触れながら、彼の演技の魅力を紐解きたい。

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12月21日に最終回を迎え、視聴者からは“いち花ロス”といった声があがっているドラマ『いちばんすきな花』。同作は、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女を、松下・多部未華子今田美桜神尾楓珠が演じる“クアトロ主演”ドラマであり、松下は自分の個性を隠すために、学生時代から“いい人”を演じ続けた結果、“無個性のいい人”になった会社員・春木椿役を好演。その繊細な演技で作品の世界を彩った。

最終回では、4人がいつも集まっていた“椿ハウス”こと椿の家を引っ越しのために去るという展開の中で、椿が思い出の詰まった部屋に向けて深くお辞儀し、「お邪魔しました」と一言呟くという印象的なシーンが描かれた。短い場面ながらも、SNSでは「思いのこもった椿さんの目に胸がつまった」「込み上げる感情を笑顔にかえて深々と頭下げて行くシーン好きだった」「感動しました」といった称賛の声が集まっており、椿の繊細な胸の内を表情や台詞の言い方で見事に表現した松下の演技は、多くの視聴者の心に残ったようだ。

松下は自身のInstagramアカウントでも、たびたび同ドラマについて綴っており、10月19日の投稿では、「気付いたら泣いちゃうんだよなーーーこのドラマ」「見終わった後、誰かと話したくなるドラマ」などとコメントしていた。また、12月21日の最終回後の投稿でも、主演を務めた4人でピースする4ショットと共に作品への思いを明かし、「椿さん、ありがとね。元気でね。」と綴っている。『いちばんすきな花』という作品に愛情を持って撮影に臨んでいたからこそ、彼が演じた椿というキャラクターがより魅力的な人物になったのではないだろうか。

最終回放送時にはドラマのハッシュタグがX(旧Twitter)の世界&日本トレンド1位となるなど、大きな注目を集めた『いちばんすきな花』。松下は今後、1月7日より放送予定のNHK大河ドラマ『光る君へ』への出演も決定しているが、俳優としてさらなる進化を遂げた彼が、初大河という大舞台でどんな演技を見せてくれるのか、期待が高まる。

『すき花』最終回迎え“ロス”の声多数!松下洸平は作品愛あふれる繊細な演技で魅了