セルティックは26日、スコティッシュ・プレミアシップ第20節でダンディーとアウェイで対戦し、3-0で勝利した。

前節のリヴィングストン戦をFW古橋亨梧のゴールなどで2-0で勝利し、3試合ぶりの白星を手にした首位のセルティック。次節にレンジャーズとのオールドファームを控えるなか、7位のダンディーを相手に連勝を狙った。

この試合では古橋とFW前田大然がスタメン。負傷のMF旗手怜央とDF岩田智輝は、DF小林友希と共にメンバー外となった。

立ち上がりからボールの主導権を握って押し込む入りとなったセルティック。10分過ぎにはボックス中央にタイミング良く入っていた古橋がバックヘッドでゴールを狙うが、これは枠を捉え切れない。

立ち上がり以降はボール保持率こそセルティックが圧倒したものの、試合自体は一進一退の状況が続く。そういったなか、前半半ば過ぎの29分には古橋に絶好機が訪れる。ハーフウェイライン付近でオライリーのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出し、ボックス内でGKと一対一に。だが、右足のチップキックは枠の左に外れてしまい、痛恨の決定機逸となった。

エースのミスによって先制点を奪い損ねたフープスは、前半のうちにゴールをこじ開けるべく以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開。しかし、流れの中とセットプレーから以降も多くの決定機を作ったが、パルマやマクレガー、スケールズと古橋以外の選手も最後の局面での精度を欠き、フラストレーションが溜まる状況で前半をゴールレスで終えた。

後半もセルティックは、開始直後に波状攻撃から古橋が鋭い右足シュートを放つなど畳みかける攻めを見せる。すると、52分には左サイドでタッチライン際に張ったパルマとのパス交換でポケットを取ったベルナルドが、体勢を崩しながらも泥臭く右足で放ったシュートがGKの股間を抜いてゴールネットを揺らした。

苦しみながらもベルナルドの加入後初ゴールで先制に成功したセルティックだが、直後にはカーター・ヴィッカーズが負傷交代するアクシデントが発生。ディフェンスリーダーを失ったチームはここからやや攻勢に晒される。この展開と4日後のオールドファームを睨んでロジャーズ監督は66分、古橋と前田を下げてオ・ヒョンギュ、ヤン・ヒョンジュンの韓国代表コンビを投入した。

後半半ばから終盤にかけてはセルティックがボールを動かしながらゲームをコントロール。なかなか追加点を奪えずにいたが、83分には左サイドから鋭くカットインしたマイキー・ジョンストンがペナルティアーク付近からゴール前の密集を抜く右足のグラウンダーシュートを放つと、GKの手をはじいたボールがゴール右隅に決まった。

さらに、後半アディショナルタイムには今季初ゴールで完全にのったジョンストンがトドメの3点目まで奪い切った。そして、このままクリーンシートで試合を締めたロジャーズのチームは、リーグ連勝を達成して首位でレンジャーズとの2023年最終戦に臨むことになった。

ダンディー 0-3 セルティック
セルティック
ベルナルド(52分)
マイキー・ジョンストン(83分)
マイキー・ジョンストン(90分+1)