今年も大晦日に放送される第74回NHK紅白歌合戦。紅白合わせて44組が出場し、そのうち13組が初出場で選出された。22日には曲目も発表され、大トリ・MISIAとトリの福山雅治は4年連続の組み合わせとなる。
■旧ジャニ出演はゼロ
ただ今年は、ジャニー喜多川氏による性加害問題と被害者補償などの問題がまだ未解決のため、旧・ジャニーズ事務所所属タレントの出場はない。直近では、例年5組程度出場していたため、大きく様変わりした形となる。
このように、変わること・変わらないことがある紅白だが、放送が近づいた今、視聴者はどのように受け止めているのだろうか。
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■4割弱が「見る」
Sirabee編集部が、12月1〜8日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「NHK紅白歌合戦」について調査したところ、「必ず見る」と答えた人は6.3％。「たぶん見る」が30.4％だった。
昨年の視聴率は、第1部・第2部とも3割台半ばだったため、旧ジャニーズ問題などはありつつも昨年に近い数値と言える。
なお、最も多かった回答は「たぶん見ない」で40.0％。「絶対見ない」という人も23.3％だった。
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■女性は期待か
かつてジャニーズタレントが出場していた際はとくに女性視聴者が多かった印象がある紅白だが、出場ゼロであってもその傾向は変わらないようだ。
今回の調査結果を男女別で分析してみると、「必ず見る」「たぶん見る」ともに女性のほうが多く、「必ず」と答えた人は女性が男性の2倍に迫った。男性では「絶対見ない」が女性より10ポイント以上多くなっている。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト：ニュースサイトSirabee編集主幹／クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ（TCC）会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』（アスキー新書）『その日本語、お粗末ですよ』（宝島社）
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