パレスは難敵だったが、試合内容はすべてにおいて井上が上回っていた(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 歴史的快挙を達成した日本人ファイターに早くも挑戦状だ。

 12月26日ボクシングWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナにてWBA&IBF同級王者マーロン・タパレスフィリピン)と対戦し、10回1分2秒でKO勝利。今年7月のテレンスクロフォード(米国)に続き、史上2人目となる2階級での4団体王座統一を達成した。

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 この結果には、同階級にひしめく猛者たちも黙っていない。なかでも前WBA&IBF王者ムロジョン・アフマダリエフウズベキスタン)は試合後、すぐさま自身のXを更新。英興行大手マッチルーム・ボクシングの投稿を引用した上で、「素晴らしい戦いになるだろう!」と井上との対戦を熱望している。

 さらに、「イノウエは真のモンスターだが、彼がこれまで対戦してきた誰よりも、俺は賢く、優れていて力強い!」と自信をのぞかせると、「レッツゴーチャンプ!」と力強くコメント。今回あらためて“モンスター”の圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにし、リングで向き合うときが待ちきれないようだ。

 今年4月のタパレス戦で1-2の判定負けを喫し、現在ベルトを失っているアフマダリエフだが、12月16日に行なわれたケビンゴンザレスメキシコ)とのWBA挑戦者決定戦では、8回2分49秒TKO勝利。指名挑戦権を保持しており、しばらくスーパーバンタム級を主戦場とする井上の次戦候補として目が離せない。

 また、元WBC同級王者のルイス・ネリメキシコ)も対戦候補として有力だが、はたして誰となるだろうか。今後の動向に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

タパレスを圧倒した井上尚弥と「素晴らしい戦いになる」 アフマダリエフが対戦を熱望!「俺は賢く、優れていて力強い」