ここ数年でグッと身近になった、ネット上でのコンテンツ配信。地上波で放送され大ヒットした作品から配信オリジナルまで、その内容もより多彩になっている。気になっていたけれど見逃してしまったその作品、配信で視聴できるかも！ということで、この年末年始に自分のペースで楽しめる配信中の注目作から、WEBザテレビジョン編集部がイチ押しするドキュメンタリー/リアリティ系２作品、ドラマ3作品の合計5作品ピックアップ。気になっていたあの作品、この機会にチェックしてみては？
ドキュメンタリー/リアリティ系番組でまず押さえたいのが、「TOBEの夏休み。～ハワイ独占密着！新たな決意～」。「TOBE」所属の三宅健、北山宏光、Number_i（ナンバー・アイ）、IMP.（アイエムピー）が全員でハワイ旅行に行った120時間の密着映像を全4回にわたり放送・配信する。
この旅、なんと本来は放送予定がなかったもの。ハワイでそれぞれに渡された自撮りカメラによる、“ここまで放送してしまっていいの⁉”と思うようなプライベート感あふれる映像がてんこ盛りだ。
クリスマスイブの12月24日に放送された第1回では、旅の初日＆2日目にメンバーたちが食事やアクティビティを楽しむ様子が公開された。三宅と北山はカフェタイムを楽しんだ後、ステンシルアートに挑戦。Number_iの平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太はTOBEファミリー全員で着るアロハシャツを物色。今回がグループ初の海外ロケとなったIMP. は、バナナボートで大はしゃぎ！ 続く第2回は27日(水)夜11時に放送する。既配信の第1回は無料で視聴可能、第2回以降は放送から1週間無料で視聴できる。
■愛かお金か…かつてない駆け引き「LOVE CATCHER Japan」
それぞれに工夫を凝らした仕掛けで視聴者を引き込んで離さないリアリティ系恋愛番組からは、12月16日に放送スタートしたばかりの新作「LOVE CATCHER Japan」をピックアップ。
“愛”か“お金”か、究極の選択を済ませた男女10人が、どちらを選んだのか隠した状態で8日間の恋愛ゲームに参加する。最終日に想いを伝え合い、“愛”を選んだ「ラブキャッチャー」同士なら真実の愛のカップルが誕生。しかし、ひとりがラブキャッチャー、もう一人が“お金”を選んだ「マネーキャッチャー」なら後者が賞金500万円を獲得。そしてマネーキャッチャー同士が結ばれれば、愛も賞金も得られずに旅が終わる。真実の愛か、賞金か…かつてないほどの激しい“駆け引き”が繰り広げられるサバイバル感が、この番組の最大の見どころだ。
全編マレーシアロケを行い、50台以上のカメラと100名以上のスタッフが、小さな駆け引きも見逃さず10人のラブゲームを追いかける。23日に放送された第3話では、あざと女王の女子メンバー・みさきが意中の相手に涙を見せた後、カメラに「私、泣けるんですよ。お芝居しちゃいました」と笑みを浮かべる衝撃の展開…12月30日(土)夜10時から放送される第4話では、どんな駆け引きが行われるのか。1・2話が無料視聴可能、3話以降は放送後1週間は無料見逃し配信中。
■豪華キャスト、モンゴルロケ敢行も話題「VIVANT」
2023年大きな話題を集めたドラマ「VIVANT」（TBS系）は、12月31日(日)から2024年1月2日(火)にかけて地上波再放送するほか、「TBS FREE」および民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」にて31日（日）から1月8日（月・祝）にかけての期間限定で順次無料配信される。
ハイクオリティな映像美に加え、堺雅人演じる主人公・乃木と彼を取り巻く公安、「別班」という謎の組織が複雑に絡み合った重厚なストーリー展開で社会現象を巻き起こした同作。阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司ら豪華俳優陣が一堂に会し、モンゴルで行われた２か月半にも及ぶ大規模なロケも話題を振りまいた。
事前情報なしでのスタートだったが反響も大きく、「TVer」では2023年7-9月期「番組再生数ランキング」でも5,000万回超で1位。第117回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞でも最優秀作品賞を含む6冠と、まぎれもなく2023年を代表する1作となった。視聴者を魅了した仕掛け満載のストーリー展開、そして伝統あるTBS日曜劇場としても規格外の撮影スケールで生み出された「VIVANT」をもう一度楽しめる貴重な機会の到来だ。
■日本の大ヒットコミックを世界初実写化「幽☆遊☆白書」
12月14日に世界配信がスタートするなり大きな話題を呼んでいるのが、Netflixシリーズの実写版「幽☆遊☆白書」だ。原作は、1990年から4年間、週刊少年ジャンプ（集英社）で連載されたた冨樫義博による伝説的大ヒット漫画。第1話で主人公が死亡するという衝撃的な展開で連載がスタートし、人間界、魔界、霊界という三つが交錯する壮大な世界観が描かれた同作。魅力的なキャラクターたちのバトルは時代を超えて多くのファンを熱狂させてきた。
その人気作が今回、北村匠海（浦飯幽助）、志尊淳（蔵馬）、本郷奏多（飛影）、上杉柊平（桑原和真）、滝藤賢一（戸愚呂兄）、稲垣吾郎（左京）、綾野剛（戸愚呂弟）らによって、かつてないスケールで世界初実写化され、公開されるとたちまち話題に。Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)初登場1位、英語を含む全言語シリーズ作品で日本発シリーズ歴代最高となる全世界2位の快挙を達成した。日本発作品としては過去最高となるグローバル大ヒットを切り、今なお世界中を席巻する2023年の注目作だ。
■韓国で社会現象化！セレブのドロドロ劇「ペントハウス」
韓国で2020年に放送され、瞬間最高視聴率31.1％を記録した大ヒットドラマ「ペントハウス」が2024年1月7日(日)夜11時59分まで、ABEMAにて完全無料で全話配信されている。
「ペントハウス」は、セレブたちが暮らす超高層マンションを舞台に富裕層の闇とドロドロの復讐劇を描き、韓国で社会現象を巻き起こした作品。セレブたちが暮らすヘラパレスであるパーティの夜、ひとりの少女が高層階から転落死。それをきっかけに、住人たちが抱える問題がゆがんだ姿を露呈していく。
同作のテーマは、韓国の“格差社会”。一見、手の届かない富裕層を描きながらも、彼らを突き動かすプライドや見栄、お金への執着、子を思う親心など、キャラクターたちが表現する感情は誰もが共感でき、心を揺さぶられるものばかり。韓国ドラマ史に名を残した衝撃の大ヒット作をあらためてじっくり味わうチャンスだ。
2023年末から2024年始にかけて、配信コンテンツには注目作がいっぱい。ジャンルも多彩な話題作をのんびり楽しむ、そんな年末年始もよさそうだ。
コメント