今週末の公開作品で、映画ファンから熱い視線が向けられているのはどんな映画?2023年12月29日(金)~31日(日)に公開される新作から、MOVIE WALKER会員の「みたい」数(みたい映画としてユーザーが登録している数)を集計。270万人(※2023年12月現在)のMOVIE WALKER会員が「みたい!」と期待を寄せる5作品を、関連ニュースムビチケ情報と合わせてご紹介します。今週のトップはホラー映画界の新鋭が放つ『NOCEBO/ノセボ』。

【写真を見る】“みたい映画”ランキング1位は、雇った覚えのない乳母を迎え入れた一家を襲う衝撃ホラー『NOCEBO/ノセボ』

■1位はホラー映画界の新鋭が放つ悪夢『NOCEBO/ノセボ』

ホラー映画界の新鋭ロルカン・フィネガンが放つ待望の新作『NOCEBO/ノセボ』が堂々1位に。前作『ビバリウム』(19)では、家の内覧をしたカップルが住宅街から抜け出せなくなるというなんとも不条理な展開で世界中の映画ファンを震撼させたフィネガン監督だが、本作では仕事も私生活も順調で幸せの絶頂にいるファッションデザイナーとその家族が迷い込んでしまう、想像を絶する悪夢が展開される。

主人公クリスティーンを演じるのは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』(06)でボンドガールを務めたほか、ティム・バートン監督作のミューズとしても知られるエヴァ・グリーン。さらにクリスティーンの夫フェリックス役に「キングスマン」シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役にフィリピン出身のシンガーソングライター、チャイ・フォナシエら豪華キャスト陣が参加した。息を呑む圧巻の演技の応酬が披露され、誰も見たことのない奇天烈な世界観が紡ぎ出されそう。

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■2位は映画『グラインドハウス』のフェイク予告編から生まれた『サンクスギビング

続く2位もホラー映画サンクスギビング』がランクイン。クエンティン・タランティーノロバートロドリゲスが手掛けた2007年公開の映画『グラインドハウス』から16年、そこで上映された鬼才イーライ・ロス監督のフェイク予告編を、ロス監督自身の手によって遂に長編映画化されたのがファン待望の本作だ。

舞台は、感謝祭(=サンクスギビング)発祥の地であるマサチューセッツ州プリマス。祝祭に沸き立つ人々のなかで、突如、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。その後も次々と住民たちが殺されていくなか、地元の高校生ジェシカたちは、謎のインスタ投稿にタグ付けされたことに気づく。

魔法にかけられて』(07)のパトリック・デンプシーや、ドラマ「ヒーズ・オール・ザット」のアディソン・レイ、ドラマ「ゾンビーズ」シリーズのマイロ・マンハイムらが出演。饗宴がいつしか狂宴と化すサイコスリラーに息を呑む。

■3位は若き日のムーミンパパによる大冒険を描くパペットアニメ『ムーミンパパの思い出』

トーベ・ヤンソン原作の同名小説を基にしたパペットアニメ『ムーミンパパの思い出』が3位に。若い頃のムーミンパパによる大冒険を通して、スナフキンの親ヨクサルやスニフの親ロッドユール、リトルミイら個性的な仲間たちとの出会いや友情が描かれる。

監督は『ムーミン谷とウィンターワンダーランド(17)アイラ・カーペラン。日本語吹替版では、ムーミントロール、若いパパ役の高山みなみムーミンパパ役の大塚明夫ほか、スニフ、ロッドユール役の中尾隆聖スナフキン、ヨクサル役の子安武人リトルミイ、ミムラの娘役の佐久間レイスノークのおじょうさん役のかないみかムーミンママ役の谷育子など、平成版アニメ「たのしいムーミン一家」の人気レギュラー声優が大集結した。

■4位は千葉ロッテマリーンズをフィーチャーした『MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。』

千葉ロッテマリーンズの選手、監督、コーチ、球団やファンにカメラを向け、2023年の激闘の裏側にある歓喜と苦悩の物語を映したドキュメンタリー『MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。』が4位。

2022年リーグ5位と低迷したチームの立て直しを託された吉井理人新監督は、新チーム始動となる春季キャンプ前日、集まった全選手に向け「今日をチャンスに変える」と語りかけた。それぞれの想いを胸に迎えた開幕戦からの1年間で、果たしてチームはどう変わったのか?

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■5位はミア・ワシコウスカ主演映画『ブルーバック あの海を見ていた』

ティム・ウィントンのベストセラー小説「ブルーバック」を、「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズのミア・ワシコウスカを主演に迎えて映画化した『ブルーバック あの海を見ていた』が5位に。

ワシコウスカ演じる若き海洋生物学者アビーは、母ドラが脳卒中で倒れたの知らせを受け、故郷である西オーストラリアに帰る。美しい海を一望できる実家で、口がきけなくなった母の世話をするアビーは、この家で過ごした少女時代に思いを馳せていく。監督、脚本は『渇きと偽り』(20)のロバート・コノリー。

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以上、今年最後のみたい映画ランキング上位5作品をお届けしました。ぜひ年末年始も、スクリーンでめいっぱい映画を堪能してください!

文/山崎伸子

『ビバリウム』ロルカン・フィネガン監督の最新ホラー映画『NOCEBO/ノセボ』/[c]Lovely Productions Limited / Wild Swim Films Limited MMXXII. All Rights Reserved.