2023年12月27日、マクタン・セブ空港(フィリピン)の滑走路緑地帯隅に移動した、エアバスA330型の大韓航空機の残骸が撤去されないままだ。

 大韓航空KE631便(ソウル発マクタン・セブ行き・エアバスA330型機)は、2022年10月23日夜、悪天候(大雨)のため着陸に失敗・オーバーランして、機体前方を中心に大きく損傷した。搭乗していた162人の乗客とクルー11人は無事だった。

 事故当時、アクティブシニア・マクタン島木曜会 尾田慎二さんは「前輪は大破していますが、後輪の主軸は無事でした。大韓航空のロゴなど緑色のペイントで隠されていました。水色の大韓航空機カラーを目立たせたくなかったのでしょう。通常の航空機の発着に支障のない場所に移動され、とりあえず一安心です」と話していた。

マクタン・セブ空港 2023年12月27日撮影