海外産の大作から日本オリジナルの意欲作まで、今年も様々な作品が上演された日本ミュージカル界。そんな2023年を振り返りながら、若きミュージカルスターたちと一緒に新年を迎えられる一夜限りの『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が、12月31日(日)に東京国際フォーラム ホールAで開催される。
計9人の豪華出演陣を、今年の主な出演ミュージカルとあわせて紹介していこう。甲斐翔真は、ルドルフ役を演じた『エリザベート』の地方公演で2023年の幕を開け、『RENT』再演のロジャー役を経て、この夏の話題をさらった『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル』ではクリスチャン役を好演。木下晴香は、ロイド＝ウェバーの隠れた名作『ザ・ビューティフル・ゲーム』でヒロイン役を務めたあと、『アナスタシア』再演に主演し、『ベートーヴェン』ではベッティーナ役を務めた。2021年に初舞台を踏んだばかりの新星saraは、『ドリームガールズ』のローレルに扮して一躍話題に。
東啓介は、『ザ・ビューティフル・ゲーム』と『ラグタイム』でたて続けにクセのある役を演じたあと、TOHO MUSICAL LAB.『DESK』では等身大の演技で魅せた。平間壮一は、従来の自身のイメージを覆す『キングアーサー』のランスロット役から、『RENT』再演のマーク役、音楽劇『ダ・ポンテ』のモーツァルト役、さらにはオリジナル作品『ヴァグラント』と韓国発の『ミア・ファミリア』まで、まさにノンストップの1年。三浦宏規は『のだめカンタービレ』の千秋先輩に『赤と黒』のジュリアンと、原作や過去の映像化・舞台化作品を通して広く知られる役を自分なりに演じ切った。
森崎ウィンは映像作品にも精力的に出演しながら、オリジナルの話題作『SPY×FAMILY』と、オフ・ブロードウェイ発の佳作『ジョン＆ジェン』に主演。屋比久知奈は『ジェーン・エア』でジェーンとヘレンの二役に挑んだほか、TOHO MUSICAL LAB.『わたしを、褒めて』では持ち前のひたむきな演技と歌声で魅了した。そして海宝直人は、日英合作の『太平洋序曲』では香山弥左衛門役、音楽劇『ダ・ポンテ』ではタイトルロール、『アナスタシア』ではディミトリとグレブの二役、『ベートーヴェン』ではカスパールと、今年も大役続き。
そんな充実のキャスト陣が、上田一豪（構成・演出）、大貫祐一郎（音楽監督）、加藤敬二（振付）という、これまた豪華なクリエイティブ陣と共に作り上げるこのコンサート。特別な一夜となることは間違いなさそうだ。
文：熊田音子
★構成・演出の上田一豪さんと、出演の森崎ウィンさんのインタビューも掲載中！
ミュージカルスターとともに新年を迎えよう！森崎ウィン×上田一豪が『カウントダウン ミュージカルコンサート』を語る
＜公演情報＞
『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』
構成・演出：上田一豪
音楽監督：大貫祐一郎
出演：甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈（50音順）／海宝直人
2023年12月31日(日)
会場：東京・東京国際フォーラム ホールA
開場21:00 / 開演22:00
※ライブ配信決定！ 詳細は下記チケット情報ページにてご確認ください。
チケット情報：
https://w.pia.jp/t/cdm2023/
公式サイト：
https://cdm2023.srptokyo.com//
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