来季は打者に専念する大谷。どんな記録を残すだろうか(C)Getty Images

 現地時間12月25日(日本時間26日)、MLB公式サイトは「2023年に達成されたマイルストーン」と題して特集記事を配信。今季までエンゼルスに所属し、フリーエージェント(FA)でドジャースに移籍した大谷翔平が選出された。

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 “異次元”の成績を残し、現地の野球ファンを大いに沸かせた二刀流スター。投げては10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、打っては打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066をマークし、日本人メジャーリーガーでは初となる本塁打王にも輝いた。9月半ばに故障の影響で負傷者リスト(IL)に入ったものの、今季も二刀流で驚異的な数字を残した。

 MLB公式サイトは記事の中で今季の大谷が残した「40本塁打と10勝」の成績を取り上げた。「投手として10勝を挙げ、打者として44本塁打を放ったオオタニを抜きにして、偉業は語れない。彼は1シーズンに40本塁打と10勝を記録した最初の選手となった」と二刀流スターを称賛。さらに、「それ以前の10勝シーズン最多本塁打は、2022年のオオタニの34本だった。その前は、1918年のベーブ・ルースによる11本だ」と過去の“元祖二刀流ベーブ・ルースが残した過去の成績を紹介し、大谷の“異次元”ぶりを指摘した。

 前人未到の記録を残した大谷だが、それ以外にも今季のMLBでは様々な偉業が成し遂げられた。記事内ではそれらが取り上げられている。

 同サイトは今季ナ・リーグMVPに満票で輝き、MLB史上初の「40本塁打&70盗塁」を達成したロナルド・アクーニャJr.ブレーブス)を挙げた。「開幕前にこれだけの成績を残すとは思ってもみなかった。過去に29本塁打と59盗塁を達成した瞬間から、地位を確立していたが、彼はそれだけにとどまらず41本塁打と球団記録となる73盗塁をマークした」と、パワーとスピードで驚異的な数字を残したアクーニャJr.を称賛した。

 また、ルーキーでは史上初の「25本塁打&50盗塁」を達成し、ナ・リーグの新人王に輝いたコービン・キャロルダイヤモンドバックス)も選出。「キャロルは、MLB史上初めて1シーズンに20本塁打と50盗塁を記録したルーキーとなった。彼は最終的に25本塁打、54盗塁を記録し、レベルをさらに高めた。ルーキーシーズンに少なくとも25本塁打以上を記録したこれまでの最多盗塁記録は、2012年にマイク・トラウトが記録した49盗塁だ」と称えた。

 来季のMLBではどんな偉業が生まれるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「オオタニなしでは語ることが出来ない」2023年に達成された偉業をMLB公式が特集!“異次元”の成績を残した大谷翔平も選出