12月です!1年の締めくくりの月…様々なイベントやパーティーが目白押しで、忙しくも楽しい月ですね。
ハワイの12月の大イベントといえば、「ホノルルマラソン」。
2023年は12月10日に開催され、参加者の方々は、クリスマスのディスプレイで美しく飾られたダウンタウンやワイキキを含め、ホノルル市内を走られました。
実は毎年、このホノルルマラソンの開催日前後に、ハワイ王国にとって大事な日があるんです。
それは、12月11日
何があった日なのでしょうか? 12月11日
ハワイ王国を統治した「カメハメハ5世」が誕生、そして… 12月11日という日は、ハワイ王国を統治した5代目の王「カメハメハ5世」の誕生日で、1830年に、カメハメハ大王の孫として生を享けました。
 (カメハメハ5世。
写真:Hawaii State Archives) お名前は「Lot Kapuāiwa Kalanikupuapaikalaninui Kalanimakua Ali‘iōlani」。
王となる前は「プリンス・Lot(ロット)」「プリンス・ロット・カプアイヴァ」と呼ばれ、現代でも「プリンス・ロット・フラ・フェスティバル」など、お名前を耳にすることがあります。
1863年にカメハメハ5世として即位したプリンス・ロット(以下、カメハメハ5世、または5世)。
5世が即位した頃、欧米の文化や習慣がハワイに浸透する中で、政治の場ではハワイ語を使用したり、フラの復活を助けるなど、古代ハワイの文化を復興させようと努めた方です。
そんなカメハメハ5世は、祖父であるカメハメハ大王をとても尊敬していて、大王を称える「キング・カメハメハ・デー」(6月11日)を制定した人物でもあります。
自身の誕生日が12月11日、その日から、1年の中で反対の位置にある6月11日をキング・カメハメハ・デーにすることで、大王への敬意を表したと言われています。
 (キング・カメハメハ・デーのイベントの一環で、花のレイによって飾られたカメハメハ大王像。
カメハメハ5世がハワイ王国を統治して9年…内蔵疾患を患っていた5世は、体調を悪化させ、1872年に42歳で生涯を閉じました。
その日は奇しくも、ご自身の誕生日である12月11日でした…。
 カメハメハ5世にゆかりの建物や場所が、実は身近なところに! カメハメハ大王やカラカウア王に比べ、話題となる機会が多くはない印象...

こんな身近な所に⁉カメハメハ5世に関わる場所や建物の数々をご紹介