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せっかく売れても送料を払ったら赤字では、メルカリで売る意味がない

「古くても、壊れていても、買ってくれる人がいるかもしれません。捨てる前にメルカリ出品をお勧めします」

そう話すのは、ヤフオク歴20年、メルカリ歴9年のメルカリ達人、川崎さちえさん。

メルカリ初心者が知っておきたい早く高く売るためのテクニックを教えてもらった。

「不用品を処分したいと思ったら、まずは、メルカリで類似品を検索してください。それらがいくらで売られているか、相場をつかみましょう」

こうした相場が値付けの基準となるが、注意すべきポイントは送料だという。

メルカリでは原則、出品者が送料を負担します。出品価格は送料を考慮して決めてください」

せっかく売れても送料を払ったら赤字では、メルカリで売る意味がない。相場が安くて売っても損が出そうな場合は、リサイクルショップに持ち込むなどメルカリ以外の手段を考えよう。

出品価格が決まったら、次は写真撮影だ。

「1枚目の写真が特に重要です。商品が何なのか、ひと目でわかる写真にしましょう」

たとえば洋服なら、たたんだ写真では半袖か長袖かすらわからない。広げて撮ろう。

「写真は20枚まで掲載できますが、私は10枚程度が多いです。ポイントは表や前からだけでなく裏や後ろからも撮ること。特に靴は、写真が多くなります。全体がわかる写真に加えて、真上から、横から、つま先やかかとのアップ、できれば靴底や靴の内側などもあると安心でしょう。つまり、自分が店で中古品を買うときにチェックするところを写真で撮ればOKです。もちろんキズがあるものは、キズがわかる写真も必要です」

ネガティブポイントがわかると買ってもらえないのではと心配になるが、すべて明示して納得して買ってもらわないと、商品到着後トラブルに発展することも。

「商品説明も、自分が買うとき知りたいことを盛り込みましょう。いつ買ったか、何回使ったか、汚れやキズは。洋服などはサイズが重要ですし、クリーニング済みかどうかも書くといいでしょう」

商品の写真と説明ができたら、いざ出品だが、その前に忘れてはいけないのが出品者のプロフィールだという。

メルカリは個人間取引ですから、どんな人が売っているのか気になるでしょう。とはいえ、『関東在住、50代女性です』などの個人情報は不要です。初心者なら『メルカリ初心者です。中古品を中心に出品します』などと書くのが一般的です。

そのうえで、自分のスタンスもひと言添えるといいと思います。たとえば、『コメントのお返事は夜になります』や『発送は土日しかできません』なども書いておけば、相手もそのつもりで待ってくれます」

メルカリは自分のペースを守って、無理せず長く付き合うものだと川崎さんは言う。

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