富田望生

28日、今年最後の放送となったNHK連続テレビ小説ブギウギ』にて、富田望生演じる小夜の“痛快なセリフ”に称賛の声が上がっている。

 

■赤ん坊の鳴き声に激怒する男性を一喝

現在戦況の悪化が描かれている同ドラマ。そのなかであるシーンに注目が集まった。

鳴り響いた空襲警報にスズ子(趣里)たちは防空壕へ避難するが、人々が身を潜める中、赤ん坊が泣き始める。

すると必死にあやす母親に対し1人の男性が「やかましいなぁ! そんなに泣かせたら、敵機に見つかっちまうわ。黙らせるかこの防空壕から出て行け!」と激怒。

一瞬空気が凍りつくが、男性に対し小夜が「んなことあんめぇ! 赤ん坊の泣き声が敵機に届くわけねぇっつうの! 本当はおめえが泣きてぇんでねぇが!? おっかなくておっかなくてぇ…!」と一喝した。

 

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■称賛の声が相次ぐ

「なんだぁ!?」と食ってかかろうとする男性を「なんだぁ!?」と寄せ付けない小夜。その後スズ子が歌を歌い始め、空気が和む…という展開に。

これにX(旧・ツイッター)では、「めちゃスカッとした!」「小夜ちゃん、よく言った!」などと拍手喝采。

「弱くて小さい者のために声をあげる小夜、かっこいい」「今日の小夜ちゃんの反論はあっぱれだったよ」「防空壕で赤ちゃんの泣き声にキレるおっさんはドラマや映画で100回くらい見たけど、小夜ちゃんほどスカッと言い返した人はいない」などと称賛の声が続出した。

 

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■これまでの評価は…

初登場でスズ子に弟子入りを願い出た際、自分への弟子入りだと勘違いして断った茨田りつ子(菊地凛子)に「おめえでねぇ!」と叫んだ小夜。

その後も愛助(水上恒司)を「泥棒」呼ばわりして暴言を吐いたり、お金を足袋に隠したり、盗み聞きや盗み見をしたりなど、その言動に「イラっとする」「不愉快」「ここまで酷いキャラにする必要あるんかね?」などの疑問の声もあがり、不快に感じた人は多かったよう。

「小夜ちゃんはデリカシーを故郷に置き忘れた」「最初は純朴な田舎娘だったけど、なんか品が無さすぎるよね」「下品で無神経、いきなり他人を泥棒呼ばわりし、ちやんと謝罪もできない。言われたこともこなせない。田舎者とかいうレベルじゃない。あれはどうなの?」などと不評を買っていた。

 

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■一転…「すごく良い子じゃないか」

しかし、きょうの放送では、「小夜ちゃんはいらんこと言いだけど今日はグッジョブでよう言うた!」「けさばかりは小夜ちゃんよく言った」「最初はなんじゃこの子って思ってたけど、すごく良い子じゃないか…」などと一転。

「こういうとき小夜ちゃんの瞬間湯沸かし器が功を奏す」「きょうの小夜ちゃん、最高だな!」「今日のMVPは小夜ちゃん」などと高評価を得ており、「小夜ちゃんクセになる」と好感を持った人は少なくなかったようだ。

またこの日のラストでは、不在の間に大切な人を失うことへの不安から慰問の仕事を断っていたスズ子が再び旅に出ることを決意。

すると例によって“盗み聞き”していた小夜がひょっこり現れ「じゃあオレ、すぐに山下さんに伝えてくっから!」とマネージャーの元へ報告に走っていくが、その姿に「小夜ちゃんはじつにかわいいね」とほっこりする視聴者もいた。

『ブギウギ』富田望生“小夜”の評価が爆上がり 痛快な一喝に「よく言った!」「めちゃスカッとした」