脚立

高いところに手が届き、年末の大掃除でも活躍する脚立の使い方についてNHK生活・防災のX公式アカウントが注意喚起している。

 

■天板、じつは乗ってはいけなかった

重労働になる箇所も多いため、つい目を背けてしまいたくなる大掃除。大晦日が近づきようやく重い腰を上げたという人もいるだろう。

普段あまりしない、高いところの掃除には脚立が大活躍で、天板に乗ったり跨ったりして作業している人もよくいるが、じつはこの使い方は危険なよう。同アカウントは脚立による事故について注意喚起し、「脚立の天板には乗らない、座らない、またがらない」と禁止事項を伝えている。

 

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■安定するのは“はしご状”の方向のみ

天板は水平で安定しているようにも見え、むしろ座るための部分だと思っている人もいるのではないだろうか。

しかし脚立ははしご状ではない方向に力がかかると不安定になり倒れやすいそうで、それを知っていればたとえ真ん中に座ったり立ったりして作業していても、ふと重心が傾いた際にそのまま転倒してしまうことが想像できる。

ものによっては天板に乗って良い場合もあるが、ただでさえ高所での作業は不安定になりがちなため、安定している“はしご状”のほうに体を向けて作業するのがベストだろう。

なお、天板までの高さが80cm未満のものは「踏み台」と定義されており、踏み台については天板に乗っても座っても構わないそうだ。

 

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■つい天板に乗ってしまいがちだが…

他にも安全に使うためのポイントとして「開き留め具を使用する」「安定した場所で使用する」「大人の補助者が支える」などがあり、ただ“開いて乗るだけ”との解釈は危険といえる。

ユーザーからは「届かないと天板の上に乗ってしまうけど…」「足で脚立を挟み込むようになって安定しませんか?」との声もあり、事故をイメージしにくいのも事実だが、「私の祖父も庭の枝を切るときに脚立から落ちて脚を骨折してから色々と不自由になったなぁ」と身近で事故が起きてしまったという人も。

怪我なく笑って新年を迎えられるように、少々不便でも正しい方法で使用したほうが良さそうだ。

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■じつは危険な脚立の使い方は…

脚立の“あの使い方”、じつは非常に危険だった… 意外と知らない禁止事項とは