バカリズム

きょう28日とあす29日の2日間にわたり、午前6時よりお笑いタレントバカリズムが脚本を手がけたドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)が再放送されて話題に。プロデューサーで評論家の岡田斗司夫氏も、その魅力について語っている。

 

■人生をゼロからやり直し

今年1月クールに放送された同ドラマは、安藤サクラが主演。不慮の事故で亡くなった30代の平凡な女性が、不思議な事務員からオオアリクイに生まれ変わると告げられ、人間以外への転生を回避するための“徳”を積むべく、人生をゼロからやり直すというストーリーだ。

各所にちりばめられたユーモアや、張り巡らされた伏線が回収されていく圧巻の展開が評判を呼び、国内外で多数の賞を受賞した。

 

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■「大掃除進まんかった」「面白すぎる」の声

きょう28日に前半部が一挙再放送されると、X(旧・ツイッター)では「ブラッシュアップライフ」がトレンド入り。

視聴者からは「ブラッシュアップライフ面白すぎるから2やってほしい」「あしたも6時からなんか…早起きするか~」「初めて見たんだけど面白かった」「ガチで大掃除進まんかったわ…あしたもだわ…」といった声があがった。

 

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■「ものすごく異質で面白い」

岡田氏は再放送を受け、自身のYouTubeチャンネルで、放送当時に見どころを語っていた動画を限定公開。

ドラマについて、「めちゃくちゃ面白いんですよ。バカリズムの脚本って、前々から面白かったんですけど、ちょっと面白かったぐらいなんですよ。普通のドラマをちょっと斜に見た感じが面白かったんですけど、『ブラッシュアップライフ』って、明らかにドラマとして面白いんです」と切り出す。

日本のお笑いが、世界の中でも独自の進化を遂げてきた「唯一無二で、かつガラパゴス」であるとし、「そこから派生してきているクリエイターが脚本を書いて、ストーリー、全体の構成…海外のドラマだとそこまでの権限は持たせてもらえないんだけど、バカリズムはショーランナー現場責任者、製作総指揮)に近いようなことまでやっている。それで作るドラマって、ものすごく異質で面白いです」と語る。

 

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■「脚本バカリズムだからできた」熱弁

さらに、「日本のドラマの作り方とか流行を変えちゃうぐらいのもの」と称賛。

「最後まで恋愛とか結婚がゴールの1つなんだ、幸せなんだっていうことを書かずに全部語り切った。脚本バカリズムだからできたというか…今のドラマの脚本家って、女の人がすごく多いんですけど、女の人の脚本家でもやっぱり恋愛とか結婚をゴールに書いちゃうのに、なんで男性のバカリズムからこれが出てきたんだっていう不思議な面白さがありました」と熱弁を振るっていた。

バカリズム脚本のドラマ『ブラッシュアップライフ』 「ものすごく異質で面白い」評論家・岡田斗司夫氏が大絶賛