大谷のドジャース移籍が今冬のFA市場に大きな影響を及ぼしたのは間違いないだろう(C)Getty Images

 「ドジャース大谷翔平」が凄まじい影響力を発揮し、早くもチームに貢献している。エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平はプロスポーツ史上最高額となる7年10億ドル(約1015億円)の契約で入団が決まった。

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 日米で衝撃が走ったのは契約内容だ。7億ドルの「97%」は後払いの形態となり、異例の契約に驚きが広がった。この契約で資金に余裕ができたドジャースレイズからタイラー・グラスノーを5年総額1億3500万ドル(約195億円)で獲得。オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた山本由伸の争奪戦を制し、12年3億2500万ドル(約465億円)の契約を締結し、大型補強に成功した。

 また、両右腕の獲得には二刀流スターの“アシスト”があった。大谷は山本とドジャースの面談に出席。グラスノーにもビデオメッセージで勧誘した。後払い契約のみならず、リクルーターとしてもチームの戦力強化に貢献している。

 今オフの二刀流スターの大活躍ぶりに韓国メディアは驚愕している。現地スポーツメディア『OSEN』は25日に配信した記事の中で大谷を絶賛した。

 同メディアは記事内で、大谷が背番号「17」を譲ったドジャースジョー・ケリーと妻のアシュリーさんに新車のポルシェをプレゼントしたこと、移籍が決まった山本由伸との食事会を開いたことを紹介。また、ドジャースが山本を獲得したことについては「メッツヤンキースとの競争の末、12年3億2500万ドル、メジャーリーグ投手史上最高額の契約で山本まで獲得した。これは破格の金額で、6年と9年後にオプトアウト条項が含まれている」と記載し、大谷の後払い契約が山本の獲得につながったと指摘した。

 そんな大谷の貢献ぶりに同メディアは「ドジャースユニフォームを着てまだ1試合も出場していない大谷だが、早くもリーダーの風格が感じられる。ドジャースにはムーキー・ベッツフレディ・フリーマンというMVP選手がいる。しかし、大谷が仲間を気遣う姿は実質的なリーダーと言っても過言ではない」と、様々な気遣いを見せる二刀流スターを絶賛した。

 ドジャースへの入団が決まった大谷が早くも大活躍を見せている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ドジャース入団決定後も“大活躍”の大谷翔平 韓国メディアは二刀流スターを「すでにリーダーの風格を感じられる」と絶賛