スペイン紙『マルカ』が27日、現役選手を対象とした各自治州イレブンを選出した。

　ヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置するスペインは、17の自治州と2つの自治都市で構成されている。独自の文化が発展し、民族意識の強いバスク、カタルーニャ、ガリシア。キリスト教文化とイスラム教文化の両方の面影を色濃く残すアンダルシア。多様な文化、多数の民族や宗教が共存する国だ。

　そんなスペインの各自治州イレブンを、スペイン紙『マルカ』が独自に選出。首都マドリード一帯のマドリード自治州選抜は、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードに所属する選手が大半を占めるとともに、MFロドリ（マンチェスター・シティ）らが名を連ねた。また、バスク自治州選抜では、DFイニゴ・マルティネス（バルセロナ）を除く、10選手が同州のクラブでプレーしており、土地柄が顕著に現れた形に。一方、バスク自治州と同様に民族意識が強いカタルーニャ自治州選抜は、他自治州のクラブや国外クラブで活躍する選手も多く選出されている。

　主な自治州イレブンは以下の通り。

◆アンダルシア自治州（3－4－3）

GK：アルバロ・バジェス（ラス・パルマス）
DF：ヘスス・ナバス（セビージャ）、セルヒオ・ラモス（セビージャ）、アルフォンソ・ペドラサ（ビジャレアル）
MF：ファビアン・ルイス（パリ・サンジェルマン）、ダニ・セバージョス（レアル・マドリード）、アレックス・バエナ（ビジャレアル）、ガビ（バルセロナ）
FW：ブラヒム・ディアス（レアル・マドリード）、クリス・ラモス（カディス）、ブライアン・サラゴサ（グラナダ）

◆カナリア諸島自治州（3－4－3）

GK：ラウル・リゾアイン（カルタヘナ）
DF：アリダネ・エルナンデス（オサスナ）、フアンぺ（ジローナ）、ハビ・ロペス（アラベス）
MF：アルベルト・モレイロ（ラス・パルマス）、ロケ・メサ（スポルティング・ヒホン）、キリアン・ロドリゲス（ラス・パルマス）、ペドリ（バルセロナ）
FW：ペドロ（ラツィオ）、アジョセ・ペレス（ベティス）、ジェレミ・ピノ（ビジャレアル）

◆カタルーニャ自治州（4－3－3）

GK：ダビド・ラヤ（アーセナル）
DF：アルナウ・マルティネス（ジローナ）、エリック・ガルシア（ジローナ）、マルク・バルトラ（ベティス）、アレハンドロ・バルデ（バルセロナ）
MF：マルク・ロカ（ベティス）、アレイクス・ガルシア（ジローナ）、マルク・ククレジャ（チェルシー）
FW：ラミン・ヤマル（バルセロナ）、ジェラール・モレノ（ビジャレアル）、ダニ・オルモ（ライプツィヒ）

◆ガリシア自治州（3－4－3）

GK：ルベン・ブランコ（マルセイユ）
DF：ルーカス・バスケス（レアル・マドリード）、チュミ（アルメリア）、アンヘリーノ（ガラタサライ）
MF：ニコ・ゴンサレス（ポルト）、ガブリ・ベイガ（アル・アハリ）、デニス・スアレス（ビジャレアル）、ブライス・メンデス（レアル・ソシエダ）
FW：イアゴ・アスパス（セルタ）、ホセル（レアル・マドリード）、ボルハ・イグレシアス（ベティス）

◆バレンシア自治州（3－4－3）

GK：ビセンテ・グアイタ（セルタ）
DF：パブロ・マリ（モンツァ）、パウ・トーレス（アストン・ヴィラ）、ホセ・ルイス・ガヤ（バレンシア）
MF：ペペル（バレンシア）、カルロス・ソレール（パリ・サンジェルマン）、サウール（アトレティコ・マドリード）、ハビ・ゲラ（バレンシア）
FW：フラン・ペレス（バレンシア）、フェラン・トーレス（バルセロナ）、パブロ・フォルナルス（ウエストハム）

◆マドリード自治州（4－4－2）

GK：ダビド・ソリア（ヘタフェ）
DF：ダニエル・カルバハル（レアル・マドリード）、ナチョ・フェルナンデス（レアル・マドリード）、マリオ・エルモソ（アトレティコ・マドリード）、ミケル・グティエレス（ジローナ）
MF：コケ（アトレティコ・マドリード）、ロドリ（マンチェスター・シティ）、マルコス・ジョレンテ（アトレティコ・マドリード）、ロドリゴ・リケルメ（アトレティコ・マドリード）
FW：アルバロ・モラタ（アトレティコ・マドリード）、ボルハ・マジョラル（ヘタフェ）

◆バスク自治州（4－3－3）

GK：ウナイ・シモン（アスレティック・ビルバオ）
DF：アリツ・エルストンド（レアル・ソシエダ）、ダニ・ヴィヴィアン（アスレティック・ビルバオ）、イゴール・スベルディア（レアル・ソシエダ）、イニゴ・マルティネス（バルセロナ）
MF：マルティン・スビメンディ（レアル・ソシエダ）、ミケル・ベスガ（アスレティック・ビルバオ）、イニゴ・ルイス・デ・ガラレタ（アスレティック・ビルバオ）
FW：イニャキ・ウィリアムズ（アスレティック・ビルバオ）、ミケル・オヤルサバル（レアル・ソシエダ）、アンデル・バレネチェア（レアル・ソシエダ）