Netflixのドラマ『ザ・クラウン』でチャールズ皇太子役を演じた俳優ドミニク・ウェスト(54)が、ヘンリー王子(39)と絶縁状態にあることを明かした。ドミニクとヘンリー王子は2013年、南極を横断する過酷なチャリティイベントに揃って参加した。しかしその後の記者会見で、ドミニクは探検中の裏話を話しすぎたため、その後は王子からの連絡が途絶えてしまったという。

ヘンリー王子と英俳優ドミニク・ウェストは、2013年に開催された南極点を目指して歩くチャリティイベント「Walking With the Wounded」に共に参加した。

同団体のパトロンを務めるヘンリー王子は、ドミニクとともに負傷した退役軍人からなる3チームに参加し、南極高原を横断する旅に出た。重いソリを引きながら過酷な状況で南極点を目指すもので、200マイル(約320キロ)以上の旅を完走し、同年12月に南極点に到着した。

ドミニクは2014年に記者会見を行い、過酷な旅をともにしたヘンリー王子について「素晴らしい男だ」と称賛した。しかしその後、探検中の裏話をあまりにも詳しく語りすぎてしまったのだ。

ドミニクは南極を横断中のヘンリー王子の行動について、このように語った。

「彼はしばしば他の隊員よりも先に集合場所に到着して、城壁やトイレットペーパーホルダーを備えた、信じられないほど豪華で城壁のようなトイレを作っていた。少なくとも40分はかかったに違いない。素晴らしいものだった。」

そして「僕は、この仮設トイレに座りながら『これはあらゆる意味で、ロイヤルフラッシュだ』と考えていた」とジョークを付け加えた。

ロイヤルフラッシュ”はポーカーのルールで最強の役を意味するが、“ロイヤル”は「王室」、“フラッシュ”は「トイレの水を流す」という意味でもある。

ドミニクは南極点に到着した時の祝福を振り返ると、ヘンリー王子が隊員の義足に入れたシャンパンを飲み干したり、他のメンバー達が裸で踊ったことなどを次々と暴露したのだ。

オーストラリア人の2人は、裸になって南極点の周りを走っていた。だがヘンリーを含む僕達のほとんどは、致死量の自家製ビールを持参したアイスランド人のトラック運転手達と2日間大騒ぎをしただけだった。リキュールもたくさんあったね。」

ドミニクによると、ヘンリー王子はこの祝宴の中心人物だったそうで、「彼は目から涙が出るような、下品なジョークを放ったんだ。僕のような非軍人にとっては、かなり衝撃的だったよ」と主張した。

記者会見でドミニクが裏話を暴露すると、その後はヘンリー王子からの連絡が途絶えてしまったそうだ。

ドミニクは現地時間24日に放送された英ラジオ局「Times Radio」の番組『Sunday Morning』にゲスト出演し、ヘンリー王子から絶縁されたことを明かしている。

ヘンリー王子との連絡が途絶えたことを認めると、ドミニクは「僕が記者会見で喋りすぎたからだよ。あれ以来、僕らは話をしていないんだ」と笑いながら語った。

さらに、記者会見で話した内容については「(南極で)何をしたかと聞かれたんだと思う。それから、(南極点に)到着した時には、どのように祝ったかとね。そして恐らく、僕は喋りすぎたんだ」と当時を振り返った。

画像は『Walking With The Wounded 2018年4月11日付Instagram「Today our latest expedition,」、2020年1月20日付Instagram「Thank you to @sussexroyal and The Duke of Sussex for your continued support of Walking With The Wounded.」、2023年12月13日付Instagram「#SouthPole」』『The Crown 2022年11月8日付Instagram「The new cast of The Crown dazzled at the world premiere of Season 5 in London.」』『Times Radio 2023年12月23日付X「“I said too much in a press conference so we didn’t speak after that.”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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