甘井( @amai_taiyaki )さんが描く呪いのビデオが登場する漫画と、Ayumi( @ayumis4children )さんの看護師より募集したエピソードをもとに描かれた2つのちょっと怖い話。予想外なストーリー展開が興味をそそり、ホラーが苦手な人でも読める作品だ。今回はちょっと怖い2作品を紹介するとともに、それぞれの著者に本作が誕生したきっかけや幽霊の存在についてインタビューした。

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呪いのビデオで貞子のような幽霊が現る!?

おじいさんがあるビデオテープを再生してみると、森の中にある井戸の映像が流れる。すると井戸から突如貞子のような幽霊が出てきて、画面にどんどん近づいてくるではないか!?遂にテレビの画面からその幽霊が出てくると、慌てたおじいさんは「入って来るなら玄関にしてッ!?」と大声で言い放つ。なんと、おじいさんは幽霊を怖がるどころか気持ちよくおもてなしを始め、ホラーだが心温まる作品だ。

甘井さんに本作を描こうと思ったきっかけについて聞くと、「映画が好きでホラー映画もよく観ますが、幽霊は孤独なことが多く、ふと「もし驚かれなかったらどうなるんだろうか?」と思ったのがきっかけです」と語ってくれた。

■毎晩病室の外に謎の女性が落ちてくる…!?

以前からスポーツ外科病棟の奥の部屋に何かを感じていた主人公の看護師。ある日、ツバサ君という患者が入院してきたので、主人公も定期的にその部屋を見回りすることになる。そして、ツバサ君が退院する当日、彼は看護師たちに、毎晩病室の窓の外の上から女性が降って来たんですと衝撃の告白!!すると、その場にいた一人の先輩看護師は、ツバサ君に一言アドバイスをする。なんとも怖い話だが、先輩看護師の言葉に感心してしまう作品。

さまざまなナース漫画を描いているAyumiさん。著者に幽霊を怖いと感じるか聞いたところ、「見たことがないので、噂で聞いた限りでは怖く感じるときもありますが、基本的に自分もいずれ幽霊になるかもと思うと、みんなの幸せを願ってそっと見守っている存在であるのでは?と思うようにしてます」と明るく話してくれた。

甘井さんとAyumiさんは、今回紹介した作品以外にもさまざまな漫画を描いている。SNSを中心に漫画を投稿しているので、気になる人はぜひ読んでみて!

画像提供:甘井(@amai_taiyaki) / Ayumi(@ayumis4children)

画面にどんどん近づいてくる貞子のような幽霊/画像提供:甘井さん