SNSで話題になった
SNSで話題になった

歌手やアイドル、YouTuberなど、SNSやネットニュースでバズった美女たちがジャンルを超えてここに一挙勢ぞろい。そんな2023年の"バズ美女"たちの中から、注目の6組をピックアップ。今年を振り返りつつ、来年のさらなる活躍に期待を込めたインタビューです!

今回は、クレーンゲームで景品が取れず「4000円も使っちゃって、ごめぇんね」と悔し泣きする動画がSNSで波乱を呼んだ"犬系彼女"ののちさんが登場。カップルYouTuber「のっく」として一緒に活動しているリアル彼氏・りくさんを交えて、あの動画の真相について迫るうち、強い愛と絆による感動エピソードが明らかに......!?

【写真】ラブラブなののちとりく

*  *  *

――今年の8月末、TikTokに投稿された「犬系彼女が泣いてしまいました。」という動画で一躍注目を集めたののちさん。「見ててイライラする」「号泣ビジネスだ」といったコメントが相次ぐなど当初は炎上状態でしたが、そもそも、なぜあのような動画を撮影し投稿しようと?

@knock_33cm 友達にプレゼントしたかったのに取れなくて悔しすぎた... #カップルの日常 #メンヘラ #彼女がかわいすぎる #犬系彼氏 ? かわいいしっぽ - Rabbit Music9

ののち YouTubeやTikTokにデート中の動画を投稿するのは、私たちにとって日常的なこと。バズった動画もそのうちのひとつです。あのときは、友達カップルとラウンドワンでWデートをしていて。「ボーリングで負けたほうがクレーンゲームの景品をプレゼントしよう」という約束で、私たちが負けちゃったんですけど、4000円使っても全然景品が取れず、悔しくて泣いちゃった様子を彼氏のりくが撮っていただけなんですよね。

りく ひとりひとつ景品をあげなきゃいけない中、閉店時間が迫っていて、俺が先に景品を取っちゃってたから焦ったんだよね。その必死な姿が「かわいいなー」って動画を回していたら、なぜかバズってしまいました(笑)。

ののち クレーンゲーム泣いたのは初めてですけど、私がすぐに泣くのは日常茶飯事。「申し訳ないな」って気持ちが溢れると、つい涙が出ちゃうんですよね。だから、特別な動画でも何でもないんです!

――な、なるほど。お二人からすれば、普段通り動画をあげていただけだったんですね。バズったときはどう思いました?

ののち 特に何とも。もともと動画が投稿できたらそれで満足なので、再生回数で一喜一憂したり、逐一コメントを確認したりしないんです。バズったことにも最初は全然気がつきませんでした。霜降り明星の粗品さんからYouTube(※)の出演オファーが来て、初めて事態を把握したほどです。「あっ、私たち炎上してるんだ」って(笑)。
※YouTubeチャンネル『粗品のロケ』出演(9月11日9月13日投稿)

――えぇー! 動画の反応とか、気にならないんですか?

ののち 全然。再生回数やコメントよりもフォロワー数が伸びるほうがうれしいです。だって、フォロワーが増えたら憧れのTGCに出られるから!

りく コメントを見るにしても、動画投稿後の30分だけって決めています。その間にコメントをくださる方々はだいたいが僕らのファンなので、心ないコメントってほぼないんですよ。

ののち 「かわいい」ってコメントばかりだよね。仮に「ブス」と言われても全く気になりません。りくが1日100回以上「かわいい」って言ってくれるから、知らない人に何を言われても関係ない。どうでもいいんですよね。

ラブラブなののちとりく
ラブラブなののちとりく

――お二人とも、SNSとの付き合い方が上手い&メンタルが強い! ちなみにバズったワードである"犬系彼女"ってどういう意味なんですか?

ののち 言葉自体は、私たちが発信する前から普通にありましたよね。感情表現が豊かな女のコって意味だと、私は思っています。

――なるほど。犬が尻尾を振って喜んでいる、みたいなイメージ?

ののち そうそう! 私だけクローズアップされることが多いけど、りくも"犬系"です。お互い好きな気持ちはちゃんと言葉で伝えるし、逆に何かいやなことがあったら我慢せずに気持ちをぶつけあうし。二人とも感情表現が豊かな"犬系カップル"なんですよね。

――何でも言いあえる関係は素敵ですけど、それだと喧嘩も増えるのでは?

りく 喧嘩というより、ぼくの無頓着な言動でののちゃんを怒らせることのほうが多いかも。

ののち りくは、良くも悪くも人目を気にしなさすぎるんです。この前も、電車の中でいきなり壁ドンとかしてきて......

りく それ、混んでたときにたまたまそれっぽくなっただけでしょ?

ののち ううん。ガラガラだったよ。何なら座れる席もあったもん。

――え、えっとー......???

ののち すみません! りくは基本的に、周りに誰がいようと"二人だけの世界"しか見えてないっていうか(笑)。いつもこんな感じなんです。でも今年、同棲を始めたんですけど、一緒に住み始めてからだいぶ喧嘩が減りました。

りく 一緒にいない時間が多いと不安になって、お互いイライラしちゃうんですよね。「友達と会う」って言ってたけどホントかな? みたいな。最近はトイレにもついていきます。

ののち もー、やだー!

ラブラブなののちとりく
ラブラブなののちとりく

――二人の仲の良さはじゅうぶん伝わりました(笑)。せっかくなので、お付き合いされたきっかけを教えてください。

ののち 大学1年生の夏、私が食堂で見かけたりくに一目惚れしたんです。話したことはなかったけど、「この人と結婚する」って直感しました。そのあと、インスタグラムのDMでデートに誘ったらOKしてくれて。そういえば、当時私は一切SNSに顔写真をあげていなかったのに、何でOKしてくれたんだろう?

りく 普段は知らない女のコからDMが来てもスルーするんですけど、ののちゃんから初めて連絡が来たときは、たまたま大学の友達8人くらいでゲームをして気分が上がっていたんです。勢いでOKしちゃいました。実際に会ってみたら、ぼくもビビッときて。「この人と結婚する」って確信しました。あの日、もしぼくが友達とゲームをしていなかったら、ののちゃんと付き合うことはなかったかもしれない。だから、今ぼくらが付き合っているのは運命なんですよ!

――アツアツだなぁ。初めてのデートはどこへ?

ののち 話題の映画を観に行きました。私は「なんだ、つまんないなー」と思って観ていたんですけど、りくはずっと泣いてて(笑)。

――初デートで映画の価値観があわないって、結構致命的だと思うんですけど!

ののち 今も映画やアニメの趣味は全くあわないです(笑)。ゴハン中も、一緒に食べてはいるんだけど、それぞれAirPodsつけて別々の作品を観ています。

りく 隣にいれば、一緒のことをしていなくても良いんですよねー

――そうですか(笑)。で、告白はどちらから?

りく 3回目のデートで、ぼくからです。

ののち えー? あれ、告白っていうの? 待ち合わせから、ずーっと「好き」「かわいい」って言ってたじゃん!

りく 1回目のデートを終えてから、LINEや電話でアプローチしまくっていたから、もうお互いに「好き」と分かったうえでのデートだったもんね(笑)。

ラブラブなののちとりく
ラブラブなののちとりく

――付き合う前からラブラブだったんですね(笑)。ところで、いつも一緒なお二人ですが、出会う前はどんな感じだったんですか?

ののち 信じてもらえないかもしれませんが、りくと出会う前、高校時代の私は今と真逆で、周りの目を気にしてばかりでした。とにかく目立ちたくなかったから、制服もちゃんと着ていたし、成績も常に平均点を維持。友達も大親友がひとりいただけで、あとは知り合い程度。彼氏なんて、一度もほしいと思ったことなかったです。自分と恋愛は無縁だと思っていたくらいです。

――えっ、そうだったんですか?

ののち 逆にりくは、生徒会長とかやるようなタイプだったんだよね。校庭でサッカーをすれば、女のコから「キャー! カッコいい!」なんて言われていたとか。

りく 「キャー」って言われたのは一回だけだよ。

ののち ド陰キャな私に対して、りくは完全なる陽キャ。高校時代に出会っていたら、たぶん付き合っていなかったと思います。私、女のコからチヤホヤされているような男のコ、嫌いだったもん!

りく だから、「キャー」って言われたのは一回だけだってば!

ののち 大学に入って、お互いがお互いを知らない状態で出会えたから付き合えたんです、私たち。それに、りくは何があっても「俺たち二人が一緒にいられれば、あとは何でもよくない?」って言うんです。もう、スーパーポジティブ(笑)。コメント欄で「ブス」と書かれても全く気にならないのは、そんなりくにつられて、私もポジティブな人間になれたから。高校生の頃だったら、ひとつのコメントに思い悩んで耐えられなかったかもしれません。

――ののちさん、根っから気が強い女のコなんだと勘違いしていました。そっか、りくさんとの出会いが自信になって、ののちさんの気持ちを強くしてくれたんですね。でも、そうやって自分を良い状態にしてくれる人と若いうちに出会えたのは良いことですよね。

ののち 本当ですか? 周りからは、よく「そんなに早く結婚相手とか、運命の人を決めちゃって良いの? もったいないよ」と言われるので、そう言っていただけてうれしいです!

――思い悩む時間が長いより良いじゃないですか! 

りく ぼくもそう思います。そうやって言ってくる人たちは、ぼくらのことを羨ましがっているんだよ。

ののち そっか、そうだよね! 粗品さんも、私たちのラブラブっぷりを羨ましがってたもんね!

SNSで話題になった
SNSで話題になった

――今年は思いもよらぬバズりで大注目された1年だったかと思います。改めて、2023年はどんな1年でした?

ののち りくと同棲して、一緒にいられる時間が増えて良かったなーってところですかね。おかげさまで、より一層ポジティブになれました。

――あれっ、バズったことは今年の一大ニュースじゃないんですか?

ののち 私たちにとっては、同棲のほうがビッグニュースです! 来年は犬が飼える物件に引っ越す予定なんです。楽しみ!

りく ねー、楽しみだね!

――ブレないなぁ(笑)。では、来年の目標はあります?

ののち TGCに出たい(即答)!

りく ぼくは、ののちと一緒にいられたら何でもいいです。

ののち あと、二人でカップル用ペアルックのファッションブランドを立ち上げたいです。『さんま御殿』にも出たい!

りく じゃあぼくは、ののちゃんをTGCや『さんま御殿』に出させてあげたいです。もちろん、出るときは二人一緒で!

――もうっ、ラブラブすぎて羨ましくなってきた!

ラブラブなののちとりく
ラブラブなののちとりく

●のっく(ののち&りく) 
2022年1月より動画投稿をスタートした、身長差33cmカップルYouTuber。クレーンゲームで景品が取れず彼氏の前で悔し泣きする動画がSNSでバズり、お笑いタレントキンタローモノマネをしたり、YouTubeチャンネル『粗品のロケ』にゲスト出演したりと話題に。2023年12月現在でYouTubeチャンネル登録者数17万人、Tik Tokフォロワー数38.4万人。 
公式TikTok【@knock_33cm】 
公式Instagram【@knock._.33cm】 
公式YouTube【@@knock._.33cm

●ののち 
2003年2月26日生まれ 茨城県出身 
身長150cm 
公式TikTok【@nonochidayo_0226】 
公式Instagram【@nono._.knock

●りく 
2002年12月21日生まれ 静岡県出身 
身長183cm 
公式TikTok【@knock._.riku】 
公式Instagram【@riku._.knock

取材・文/とり 撮影/山口康仁

SNSで話題になった“犬系彼女”ののち