紅組の4勝7敗と白組が強さを発揮した2010年代。その原動力の1つとなったのが1位になったSMAP。10年から15年まで出演し、大トリを4回も務めた。SMAPが紅白で作った記録は多く、「大トリを担当した初のグループ」「トップバッターと大トリを両方とも務めた唯一のアーティスト」「トップバッターと大トリと司会を務めた唯一の人物」というレコードを残した。

「この頃の紅白といえばSMAP」(42歳・会社員)

「大トリにふさわしいステージだったと思う」(46歳・ショップ店員)

「SMAPの最後を紅白で観たかった」(56歳・会社員)

 16年いっぱいで解散することになったSMAPにNHKは紅白歌合戦出場をオファーしたが、メンバーの「最後はSMAP×SMAPで」という意向で出演はならず。もし出ていたら、伝説の回になっていたかもしれない。

 2位は14回出場のゆず。17年に「栄光の架橋」で大トリを務めた。

栄光の架橋につきる」(46歳・会社員)

「年末の雰囲気にふさわしい歌手だと思う」(54歳・会社員)

「時代を反映していた気がする」(43歳・タクシー運転手)

 00年代白組編の2位に続き、この時代でも福山雅治がトップ3にランクイン。10年代は毎年出演し、主にメドレーを披露した。

「福山が年を重ねて純粋に曲を聞けるようになった」(50歳・会社員)

「『家族になろうよ』が見たい」(45歳・役所勤務)

「いろんなバージョンのメドレーがあってよかった」(47歳・警備関係)

 同年代のトップ10に入ったニューフェイスがあいみょんだけだった紅組に対して、白組は米津玄師エレファントカシマシ星野源と3人がランクイン。こんなところにも近年の白組優勢があらわれている。

1位 SMAP 215

2位 ゆず 207

3位 福山雅治 201

4位 コブクロ 186票

5位 米津玄師 173

6位 X JAPAN 151

7位 平井堅 136

8位 L’Arc~en~Ciel 128票

9位 エレファントカシマシ 106

10位 星野源 92票

※40歳以上の男性を対象にアンケートを実施。複数回答あり。

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