年末のお祭り騒ぎで飲み過ぎた人たちに、おいしい解毒剤が登場した。
ブラジルのバーガーキングは、フェイシャル・テックを活用して二日酔いの度合いに応じて商品を提供するユニークなキャンペーンを実施した。
マイクロサイトと同ブランドのモバイルアプリからアクセスできるこの取り組みは、顔認識技術を使って消費者の顔をスキャンし、検出された二日酔いの度合いに応じて、推奨されるコンボのサイズと提供される割引額が決まるという。
【画像】 ブラジルのバーガーキングが「二日酔いワッパー」キャンペーン
バーガーキング・ブラジルは、アプリとデリバリーに関して消費者の注目をさらに集めるため、モバイルテクノロジーを遊び心たっぷりに応用したユニークなキャンペーンを実施した。
それは、「二日酔いワッパー」キャンペーンだ。
・合わせて読みたい→ポテトも概念です。バーガーキングが世間を騒がせた「バナナは概念です」アートに便乗(フランス)
方法は、バーガーキングのアプリを起動してホーム画面のバナーでこの機能を見つけるか、ハングオーバー・ワッパーのウェブサイトを訪れるだけだ。
自撮り写真で二日酔いの度合いが測定されると、ワッパーJrダブル、ワッパー、ワッパーダブルの割引券が贈呈されるという。
二日酔いの顔がひどいほど割引価格が大きくなる
この取り組みは広告代理店のDM9と共同で制作された。
導入された顔認識技術は、顧客の二日酔いの度合いを的確に分析。そのレベルに応じて、店側が看板メニューのワッパーを割引価格で提供する。
このプロモーションでは、顔認識技術を使ってその人の「二日酔いレベル」を1から3まで測定し、それに対応するワッパーJr. ダブル、ワッパー、ワッパーダブルのコンボクーポンを提供する。
・合わせて読みたい→バーガーキングが2020年を象徴するひどいハンバーガーを作ってみた。鶏の足とイワシに麺入り(ブラジル)
二日酔いの顔がひどければひどいほど、割引価格は大きくなる。
この自撮り写真はSNSで共有することができ、キャンペーンへの参加の拡散に役立っているようだ。
DM9の共同社長兼CCO(最高商務責任者)であるイカロ・ドリア氏は声明で次のように述べた。
バーガーキングのように、大胆さ、革新性、不遜さを不可欠な要素とし、このようなブランド・アクションを実践してくれるパートナーを持てることは光栄です。
今回の場合、顔認識技術をユーモアと組み合わせることで、消費者との楽しいつながりがまたひとつ生まれるでしょう。
バーガーキングは長年にわたり、ブラジルのような世界的な市場でアプリや店舗へのアクセスを促進するために、遊び心のある積極的な取り組みを行ってきた。
2019年、同チェーンはブラジルのモバイルユーザーに、ライバルの広告に事実上火をつけることで、無料のワッパーを提供したという。
期間限定でキャンペーン実施中
自分が認識している自虐行為が割引につながることで、実際にどれだけ節約になっているかを知ることができるのもなかなか面白いかもしれない。
このキャンペーンは1月2日までの期間限定で、年末年始の出金後にBKデリバリーでのみ利用可能なクーポンが発行される。
なお、バーガーキングは直近の決算報告で、既存店売上高が米国で6.6%、海外で7.6%増加したものの、売上高の伸びはウォール街の予想を下回ったということだ。
References:Burger King turns hangovers into discounts with facial recognition/ written by Scarlet / edited by parumo
コメント