数多くの映画にまつわるゲームがリリースされた2023年。普段なかなか時間が取れないという人も、年末年始はゲームをプレイするチャンス!ということで、ここでは国内外で今年リリースされた映画関連のゲームを紹介していく。

【写真を見る】世界観にどっぷり浸れる!映画関連のゲーム集めてみた(「ホグワーツ・レガシー」)

■「ホグワーツ・レガシー

2月にリリースされた「ホグワーツ・レガシー」は、「ハリー・ポッター」の世界を舞台とする没入感の高いオープンワールド・アクションRPG。1800年代のホグワーツを舞台に、プレイヤーは魔法界を引き裂きかねない古代の秘密を解く鍵を握る主人公として冒険を繰り広げていく。

ホグワーツの周辺を散策するのはもちろん、呪文を習得したり、魔法薬を調合したり、はたまた植物を育てたり、魔法動物を手懐けたり…とできることはたくさん。さらには闇の魔法使いをはじめとする数多の敵と戦ったり、映画で観たことを存分に自分で行うことができる。

■「STAR WARS ジェダイ:サバイバー

4月にリリースされた「STAR WARS ジェダイ:サバイバー」は、2019年に発売された「STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー」の続編。オーダー66の粛清を生き延びた元パダワンで、ジェダイ・ナイトとなったカル・ケスティスとして銀河を旅する三人称視点のアクション・アドベンチャーゲームだ。

帝国軍の追手をかわしながら、銀河に点在する惑星を旅し、ジェダイオーダー復活の鍵を探すというストーリーで、パルクールでの移動や謎解き、ライトセーバーを駆使しての敵との戦いなど「スター・ウォーズ」の世界を満喫できる。

■「Evil Dead: The Game(死霊のはらわた: ザ・ゲーム)」

6月にプレイステーション版がローンチされた「Evil Dead: The Game(死霊のはらわた: ザ・ゲーム)」は、「死霊のはらわた」の世界観でド派手なバトルを楽しむ非対称型対戦ホラーアクションゲーム。

プレイヤーは4人1組の生存者か、カンダリアン・デーモン(死霊)に分かれて、1回30分の生き残りを懸けたバトルに挑む。主人公のアッシュをはじめ、ヘンリエッタやエリゴスなど、映画やドラマシリーズの様々なキャラクター、そしてアイコニックな武器を操れるのもファンにとってはうれしい。

■「The Texas Chain Saw Massacre

8月にリリースされた「The Texas Chain Saw Massacre」は、『悪魔のいけにえ』(74)を原作とする非対称サバイバル・ホラーゲーム。プレイヤーは3人1組の殺人一家側、もしくは4人1組の被害者側に分かれ、殺人鬼側は獲物の殲滅を、被害者側は脱出を目指してサバイバルを繰り広げる。

映画内で殺戮が繰り広げられたソーヤー家やガソリンスタンドなどを舞台に、レザーフェイスやヒッチハイカーなどを操作したり、はたまた彼らに追われたりと、映画さながらのスリリングな体験が味わえるものとなっている。

■「Marvel's Spider-Man 2」

10月に発売された「Marvel's Spider-Man 2」は、2人のスパイダーマンピーター・パーカーとマイルズ・モラレスを操りながら、ニューヨークを守るためヴェノムやクレイヴン・ザ・ハンターら凶悪なヴィランに立ち向かっていくオープンワールド・アクションゲーム。

マンハッタンはもちろん、ブルックリンとクイーンズの2つの自治区やコニーアイランドなどが加わり、かつてないほど広大になったニューヨークが舞台。街中をスパイダーウェブを駆使して飛び回る爽快なアクションや、2人のスパイダーマンを瞬時に切り替えながらそれぞれの特殊能力を用いていくバトル、ダークなストーリーも高い評価を集めている。

■「Hellboy Web of Wyrd」

10月にリリースされた「Hellboy Web of Wyrd」は、繰り返し映画化されているアメコミヘルボーイ」を題材としたアクションゲーム。行方不明となったB.P.R.D.エージェントを追い、ヘルボーイが不気味な館を調査するという内容だ。

奇妙な屋敷を舞台に、様々なモンスターたちと拳や銃で戦う本作でなによりもユニークなのが、グラフィックノベルをそのままゲームにしたかのような映像のタッチ。原作者のマイク・ミニョーラが監修に入り、原作の世界観を大切にしたゲームとなっている。

■「RoboCop: Rogue City」

11月にリリースされた「RoboCop: Rogue City」は、『ロボコップ2』(90)と『ロボコップ3』(93)の間をつなぐオリジナルストーリーのもと、プレイヤーはロボコップとして犯罪を取り締まり、事件を解決に導くというロールプレイングFPSゲーム。

映画でロボコップを演じたピーター・ウェラーの顔と声をはじめ、登場人物や武器、デトロイトの街並みなど映画の世界を徹底再現。作品の持ち味である、容赦ない肉体損壊、暴力、流血といったバイオレンス描写もしっかりと楽しむことができる。映画では語られなかった真実とはいったい?

■「ジュマンジ: ワイルドアドベンチャー」

11月から楽しむことができる「ジュマンジ: ワイルドアドベンチャー」は、リメイク版「ジュマンジ」シリーズが原作。危険な獣や秘宝が眠るジュマンジの世界で大冒険を繰り広げるアクションゲームだ。

盗まれた宝石「ジャガーの瞳」を見つけだし、出口を探すというストーリーで、ロック様が演じたスモルダー・ブレイブストーン博士を筆頭に、ルビー・ラウンドハウス、フランクリン・“マウス”・フィンバー、シェルドン・“シェリー”・オベロン教授と映画のキャラクターが登場。モンスターと戦ったり、罠だらけの遺跡を抜けたりと映画さながらのワクワク感が味わえる。

■「アバターフロンティア・オブ・パンドラ

12月にリリースされたばかりの「アバターフロンティア・オブ・パンドラ」は、『アバター』(09)の15年後を舞台に、人間の民間軍事会社RDAに拉致されて育てられたナヴィ族の主人公が、パンドラを守るべく奮闘するというストーリーが繰り広げられる。

ナヴィとして美しくも予測不能な異星を旅するオープンワールドのアドベンチャーゲームで、自分だけのバンシーと絆を結んで空を舞ったり、弓や投げ槍などのナヴィの伝統武器、もしくは銃器を使ってパンドラの危機に立ち向かったりと、多彩なプレイで映画の世界を冒険できる。

2024年には人気ホラーゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2月9日公開)も控えたりと、年々距離が近くなっている映画とゲーム。時間のある年末はゲーム漬けの日々を楽しんでみてはいかがだろうか。

文/サンクレイオ翼

年末年始にやり込みたい!2023年にリリースされた映画関連のゲームたち(「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」)/Avatar: Frontiers of Pandora TM & [x] 2023 20th Century Studios. Game software [c] 2023 Ubisoft Entertainment.