『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)などを監督し、2022年にDCスタジオの共同CEOになったジェームズ・ガン。今後のDC作品を主導する立場になったガンは、彼が脚本を手掛けた2024年にHBO Maxで配信予定のアニメイテッド・シリーズ「クリーチャー・コマンドーズ」から新生DCユニバースを始動させ、デヴィッドコレンスウェットがスーパーマン役を演じる監督作『スーパーマンレガシー』(2025年7月11日全米公開予定)に向けてユニバースを盛り上げていこうとしている。

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この度、彼が今後のDCについてコメントをしたのはMeta。Prime Videoで配信中のアニメーション「リトルバットマン クリスマスの大冒険」など、エルスワールド(正史とは違う世界を舞台にしたもしも世界)のアニメーションプロジェクトが今後も継続して作られることを示唆。「DCプロジェクトが様々なプラットフォームに分散して展開するのは、より多くの人々がストーリーにアクセスできるようにするため。DCユニバースのタイムラインに一貫性がないのと同じではないですし、私たちも大事にしているポイントである」と投稿した。

新生DCユニバースでは、ほかにもマット・リーヴス監督と主演のロバート・パティンソンが再びタッグを組む『THE BATMANザ・バットマン-』(21)の続編、バットマンの敵役ペンギン(コリン・ファレル)を主人公にしたリーヴス製作総指揮のスピンオフシリーズ、トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが続投する『ジョーカー』(19)のパート2『Joker: Folie à Deux』が進行中。ガンは以前、『ブルービートル』(23)の主人公ハイメ・レイエス(ショロ・マリドュエニャ)や、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』などに登場した米国政府の高官アマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)、ガンが監督した配信シリーズ「ピースメイカー」の主人公クリストファー・スミス(ジョン・シナ)の3人は、今度のDC作品に登場するとも説明しており、彼がいかにして新生DCユニバースを作っていくのか、その手腕に期待したい。

文/サードアイ

DCスタジオの共同CEOを務めるジェームズ・ガンとピーター・サフラン/[c]EVERETT/AFLO