第102回全国高校サッカー選手権大会2回戦が31日に行われ、星稜(石川)と四日市中央工(三重)が対戦した。

 2014年以来の優勝を目指す星稜が、4年ぶりの出場を果たした名門・四日市中央工と初戦で激突。前半は四日市中央工が押し込み気味に試合を進めたものの、星稜の粘り強い守りを崩すことはできず。得点が生まれないまま後半に突入する。

 試合の均衡が破れたのは50分、四日市中央工が先制に成功する。西脇葉が左サイドを切り裂いて折り返し、ファーで合わせた山口叶夢のシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれた。

 63分、星稜が試合を振り出しに戻す。スルーパスに抜け出した南慶士郎が相手GKとの駆け引きを制してゴール左下隅へと流し込んだ。フルタイムで次の1点は生まれず、試合はPK戦に突入する。

 星稜が3人連続で成功したのに対し、四日市中央工は3人連続で失敗。星稜が初戦突破を果たした。3回戦は2024年1月2日に行われ、市立船橋(千葉)と対戦する。

【スコア】
星稜 1-1(PK戦:3-0) 四日市中央工

【得点者】
0-1 50分 オウンゴール四日市中央工)
1-1 60分 南慶士郎(星稜) 

星稜と四日市中央工が対戦した [写真]=伊藤大允