格安航空会社ジェットスター・ジャパン労働組合ジェットスタークルーアソシエーション」(JCA)は12月31日、3日連続となる団体交渉をおこなったが決裂し、2024年1月1日も引き続きストライキを実施することを明らかにした。

31日の欠航はストの影響で「13便」、雪や機材繰りの影響で「計22便」に。年末の移動に大きく影響したストは越年することとなった。

JCAによると、31日の団体交渉では、(1)変形労働時間制における所定労働時間外の労働に対する未払い賃金の支払い、(2)休業開始後に一方的に減額された通勤費の支払い、については、「未払い賃金については組合がかなり譲歩した」(担当者)ものの、労働協約を締結したという。

しかし、30日の団体交渉と同様に、(3)組合活動のために必要とする会社所管の施設、設備等の便宜供与について、事務所スペースの広さで会社側と折り合いがつかず、ストを継続するとの判断に至った。

1日は機長5人、副操縦士1人、客室乗務員14人の合計20人でストを実施する。会社側は31日17時30分時点で、1日の欠航は「計10便」であることを公表している。

1月1日0時20分、31日の欠航便について追記・修正しました)

ジェットスター労使紛争は年内解決ならず、元日もスト実施へ 10便が欠航予定